突然だが想像してみてほしい。
特徴的な赤白模様の「ウォーリー」で街中が埋め尽くされる。
大人にも子供にも、そして世界中で愛される絵本「ウォーリーをさがせ!」、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
そんな「ウォーリーをさがせ!」を愛するファンによるピクニックイベント「実写版ウォーリーをさがせ!」が、作者マーティン・ハンドフォード氏の誕生日にちなんで9月27日に東京で行われる予定です。
「実写版ウォーリーをさがせ!」では、ウォーリーの特徴である赤と白のボーダー服をを着て、渋谷スクランブル交差点、原宿竹下通り、東京タワー、東京駅、浅草雷門などを練り歩き、オリジナルのウォーリーダンスを披露したり、公園でピクニックしたりして楽しみます。
「実写版ウォーリーをさがせ!」は2013年から開催されており、100人を超える人数となった回もあったといい、例年では渋谷スクランブル交差点から原宿、電車を利用して東京タワーや浅草などをまわっています。今年も代々木公園から出発し、どのようなピクニックになるのでしょうか。
また今年からはピクニックに参加しない人でもリアルな「ウォーリーをさがし」を楽しむことが可能で、ヒントが書かれたカードを街のどこかで入手し、本物の「ウォーリー」を探し当てた人には「ウォーリーをさがせ!」の世界観を楽しめるという素敵なプレゼントがもらえます。
実写版 ウォーリーをさがせ!
ピクニックに参加するための条件は、「ウォーリーをさがせ!」が大好きであること、とされています。また、「ウォーリー」になりきるために必要なドレスコードも設けられています。
- 赤と白の帽子
- 赤と白のボーダーシャツ
- メガネorサングラス
- デニムのパンツorスカート
- 歩きやすく疲れにくい靴
「帽子」と「ボーダーシャツ」については当日でもそれぞれ2,000円で購入可能とのこと。
ほかにも「ウォーリーをさがせ!」でウォーリーが身に着けているような「リュック」や個性豊かな「遊具」を持参することが推奨されています。
「リュック」は着替えなどを入れて手ぶらでいられるように、浮き輪やサッカーボール、バドミントン、風船、水鉄砲、しゃぼん玉など「遊具」を用意すると、より一層イベントが楽しめることでしょう。
- 開催日程:2015年9月27日(日)
- 集合場所:東京都渋谷区 代々木公園 予定
- 参加費 :2,000円
- 衣装代 :帽子・ボーダーのロングTシャツ各2,000円(持込可)
ウォーリーを探す合理的な方法
絵本の「ウォーリーをさがせ!」では7冊が発行されており68か所にウォーリーは存在します。
ウォーリーのいる場所に規則性はあるのかと調査された結果が「Here’s Waldo」として公開されており、次の画像の通りです。
これだけを見ると規則性は感じられませんが、真ん中の部分は比較的少なく、真ん中よりやや上と下に集まっていることが感じられます。
このデータをさらに細かく分析したのがRandal S. Olson氏で、ウォーリーの位置を座標化し、カーネル密度推定(全体の一部のデータから、データが存在しないその他の部分を推定する方法)を用いてウォーリーの存在確率を算出したところ、興味深い事実がわかったといいます。
Here’s Waldo: Computing the optimal search strategy for finding Waldo | Dr. Randal S. Olson
- ウォーリーが、左上隅にいることはほとんどない
- ウォーリーが、ページの端にいることもほとんどない
- ウォーリーが、右ページの下にいたことはない
この3つだけでも今までよりも早くウォーリーを見つけ出すことは可能でしょうが、さらなる分析がなされ「68個の点をどの順番でたどればもっとも早くウォーリーを見つけられるか」を計算しています。
最終的に導き出されたウォーリーを探す合理的な方法は次の通りとなりました。
- 最初に見るべきは左ページの下部で、左から中央へ
(もし左ページの下半分にいない場合は、左ページにはおそらくいない)- 次に中央下部から上部を見て、右ページ上まで見る
(右ページの上半分にいる可能性が高い)- 最後に右ページの下部分
(右ページ下の左半分にはほとんどいない)
では、これらを踏まえて「ウォーリーをさがせ!」