歩く速度で寿命がわかる?遅い人は寿命が短い傾向に

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突然だが想像してみてほしい。
いつまでも若々しく歩くことができる人は健康である。

できることならば健康に長生きしたい、と願うのは珍しいことではありません。現在の自分自身が健康なのかを知るための指針として、血圧やBMI、喫煙・飲酒歴やこれまでの病歴などがひとつの目安となるでしょうが、アメリカの科学誌に発表された論文によると、「歩くスピード」もひとつの目安になりうるということが示されています。

アメリカの科学誌「Journal of the American Medical Association」で2011年に発表された論文「Gait Speed and Survival in Older Adult」によると、平均よりも速く歩く人は寿命が長いことが明らかとなっており、歩くスピードと年齢、性別を組み合わせることで平均的な寿命を予測することもできるとされています。

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歩くスピードと寿命の関係は

研究チームは65歳以上の34,485人を対象に、6~21年間にわたって歩行スピードと寿命の関係を記録し、その間に亡くなった17,528人の歩くスピードど寿命の関係を調査しました。

平均的な歩くスピードは1秒間に0.8メートルとなっていますが、1秒間に1メートル以上歩く人の寿命は平均的にスピードの人たちよりも長いことが明らかになりました。

また、集められたデータにより、歩くスピードと年齢、性別を当てはめることで平均的な寿命を予測することも可能だと研究チームでは述べています。

「歩く」際にはスピードを意識する

歩くことは移動としての役割だけでなく、身体の健康状態を表す目安としても有効です。

「歩く」という行為は、日常から意識なく頻繁に行われており、歩くスピードは急いでいる時などを除いて、基本的にどんな時でもある程度は一定のスピードであることが明らかになっています。

さらに、何気なく行っている「歩く」という行為は、神経系、筋肉、呼吸、循環系など身体のすべての働きを正常に組み合わせてこそ行えるものであることから、歩くスピードが遅くなっている場合は、体のどこかに異常が発生している、非効率な身体の使い方をしていると言えるでしょう。

毎日通勤などで同じ距離を歩いている場合、時間を計測するなどしてスピードを意識しておくと、病気や身体の変化にいち早く気づくことにつながるかもしれません。

無理な早歩きは禁物

研究チームでは、一年間の中で歩くスピードが向上した場合に生存率も上がるとしていますが、無理に早歩きをすることが寿命が延びることにつながるわけではありません。

いつも通り、自然に歩くスピードが早くなるということは、適度に筋肉がつき身体のバランスがとれているということに他ありません。

スピードだけを早くすれば不健康な状態が治り健康になる、ということではないので、健康状態のチェック方法として活用することが有効だと言えるでしょう。

自分自身だけでは歩くスピードを意識することはあまりないでしょう。誰かと一緒に歩いたりすることで、自分自身や、一緒に歩いている人のスピードを感じることもできます。

もし、歩くスピードが遅くなったと感じる場合は、何かしら身体に変化が起こっているかもしれません。

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