こどもの虫歯は20年前の4分の1で平均1本、一方で増え続ける歯科医

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突然だが想像してみてほしい。
今や歯科診療所はコンビニエンスストアよりも多いということを。

過去には9割を超えるこどもにあった虫歯が現在では激減しているといい、ここ20年あまりで一人あたりの虫歯の本数は4分の1にまでになっています。就寝前の歯磨き習慣の徹底や、フッ素を使用したうがいなどの予防策が浸透していることが背景にあると見られていますが、一方で歯科医の数は増え続け、需要と供給のギャップは増すばかりです。

歯科医院の将来を見据え、国は高齢者を重視してきた診療報酬のあり方や、歯学部の入学定員について見直す動きが出ています。

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2013年、こどもの虫歯は平均1本

こどもの虫歯は大幅に減っており、文部科学省の調査によると12歳のこどもの平均虫歯本数は1989年の4.03本から、2013年には1.05と大幅に減少しており、虫歯のあるこどもの割合も90%超から半分以下の40%台になりました。

全校児童の95%に虫歯が一本もない学校として表彰を受けた横浜市のある小学校では、給食後に全校一斉での「歯磨きタイム」を設けるなど虫歯予防に取り組み、学校歯科医は「保護者の意識の高まりを感じる」と話し、歯の健康を保つことは正しい生活習慣にもつながると話します。

歯磨き粉の市場規模も拡大を続け、大手メーカーである「ライオン」の広報担当者によると、「昔と違い比較的価格の高い商品が売れ筋で、虫歯対策にとどまらず歯の美白、口臭予防など歯磨き粉に対する消費者のニーズは広がっている」と指摘。

こどもの虫歯が減る反面、歯科医は増加の一途をたどり、過去に歯科医不足が叫ばれた結果、国の方針により大学の歯学部を増やしてきましたが、1960年代に3万人代だった歯科医は現在は10万人を超え、歯科診療所も2013年には約6万8000か所に達し、コンビニエンスストアの店舗数を超えているということはニュースでも話題となりました。

歯科診療所は過当競争にさらされ、年間で約1400もの診療所が廃業するなど環境は厳しく、「保険診療では経営が成り立たず、高額な自由診療の対象となるインプラントや矯正歯科に人材が流れ、歯科医の質は下がっている」と現役の歯科医も危機感を抱いています。

国は、歯科医を取り巻く現状を問題視しており、現在の歯科診療所を受診する患者の3人に1人は65歳以上を占めることから、高齢者に対する訪問診療の診療報酬アップや補助金による支援を強化する策や、大学歯学部の入学店員や歯科医養成を見直す抜本的な対策について検討を始めており、厚生労働省歯科保健課では「従来の歯科医療では先細りが目に見えている。新たな歯科医のニーズを探し、多様な医療モデルを示したい」としています。

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