大学入試の宿泊に母親が同伴は約4割、受験生のストレス軽減

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突然だが想像してみてほしい。
「母親同伴」で大学入試なんて、と簡単に馬鹿にしてはいけません。

受験を控える受験生は正月気分も早々に最後の勉強に打ち込んでいる時期でしょうか。地方から上京し首都圏の大学を受験する「アウェイ受験生」は、首都圏に住む「ホーム受験生」に比べストレスを感じる度合いが強く、半数近くが受験に不利だと感じる状況で、母親が一緒に滞在先に宿泊し、受験に臨む学生が4割にも上るようです。

この調査はAirbnb株式会社が2015年春に首都圏の大学を受験した「アウェイ受験生100人」、「ホーム受験生100人」を対象に実施されたもので、就職活動にも母親が参加するという今どきの世相を表しているのかもしれません。

試験そのものへの不安は多くの受験生が抱えるものですが、環境の変化は「アウェイ受験生」にのみ課せられるストレスです。自分は大丈夫だと思っていても、試験への向けてのストレスが些細な環境の変化にも影響することは十分に考えられることです。

遠く離れた土地で受験する方々は、下見がてら受験会場へのルートを体験しておくことや、いつも通りに母親が身の回りの世話を焼いてくれるという環境が、当日落ち着いていられるための受験対策となるのでしょう。

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受験生の感じるストレス

受験生が受験日の直前に感じるストレスや不安について「試験問題が解けるかどうか」ということについて「アウェイ受験生」は45%、「ホーム受験生」が39%と両者ともに一番大きなものとして挙げられています。

次いで二番目に挙げられたものは、「ホーム受験生」が「寝坊しないかどうかが心配」で32%に上ったのに対し、「アウェイ受験生」は「人の多さ」が38%、「慣れない土地に行くことが心配」が35%、「大学にたどり着けるかどうか心配」が33%と続きました。

他にも、「アウェイ受験生」から寄せられた意見には「慣れない土地での不安があり眠れなかった」、「駅が複雑で道が分からなくなり不安になった」などと「ホーム受験者」では見られない「試験そのもの以外」へのストレスが生じていることが判明しています。

これらの状況を踏まえ、「アウェイ受験」が不利だと感じている人は「アウェイ受験生」の約半数の48%もの割合になっており、慣れない土地での移動を不安視するほか、環境の変化や精神的な不安の声が多く上がっています。

母親が滞在先に同伴すると安心?

調査によると、宿泊を伴った「アウェイ受験生」のうち、母親が一緒に宿泊したという人が38.6%に上り、4割近くが母親同伴で受験に臨んでいることがわかりました。

一昔前には親を同伴しての受験は考えにくいものではありましたが、可能な限り試験以外の不安要素を取り除くことで試験に専念し、実力を発揮しやすい状況を作ることは「アウェイ受験生」にとって切実なものとなっているといえるでしょう。

「アウェイ受験生」に尋ねた誰かに一緒に宿泊してもらうメリットとして、「精神的に安心する」が81.6%、次に「ひとりでの心細さがない」が53.1%と続き、精神的な安定を求めていることがうかがえます。

宿泊を伴う「アウェイ受験生」への質問で、「宿泊した際にあったら良かったと思うもの」について、「いつもと変わらない環境」が32.5%、「話し相手」が25.3%となり、「母親同伴」というと今どきの若者のように思えるかもしれませんが、「ホーム受験生」と同じようになるべくいつもの環境に近い状態で試験に臨みたいという心情は十分に納得できるものだと言えるのではないでしょうか。

アウェイ受験は費用負担大

「アウェイ受験」では精神的な不利があるだけでなく、費用面での負担も大きくなりがちです。受験時の宿泊にはホテルや旅館・民宿などが宿泊先として選ばれることが多く、親が同伴することでさらに宿泊費用も増えることになります。

「アウェイ受験生」の56%は受験前に事前の下見を行っており、48%が宿泊を伴う下見をしているという結果になっています。宿泊した日数の平均は2.4日となっており、宿泊費や交通費を合わせると平均で5.6万円の負担がかかっています。

また、九州など遠方からの「アウェイ受験」となると、宿泊日数の平均は2.9日、費用は7.6万円と経済的、時間的にも大きな負担を抱えることになってしまいます。

土地に不慣れであることを考えると、宿泊先には試験会場へのアクセスの良さも重要な要素となり、宿泊場所を受験生自身が探したという人は55.8%、母親46.8%、父親27.3%で、「アウェイ受験生」は家族のサポートなしで受験に臨むことは容易ではないということでしょう。

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