教師・教員のための教育事典「エデュペディア」利用拡大

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突然だが想像してみてほしい。
ネットワークを活用しよりよい教育現場となることを望む。

全国の教育現場で実践される優良な指導法や授業のヒントを集めたインターネットサイト「先生のための教育事典 EDUPEDIA(エデュペディア)」の活用が広がっています。

「エデュペディア」は、教員同士の情報共有を目指して、神戸市教育委員会の情報担当の小川弘さん(51)らが設立し、教員や教員の社会人、学生など様々な立場のスタッフがボランティアで運営しています。

より高いレベルの教育実践や学習指導案から、解決困難な学級崩壊などの問題への対策案、手間を減らすような工夫やコツなどに加え、卒業文集の書き方まで教育現場で役立つ約1700件のヒントが無料で公開されています。

先生のための教育事典 EDUPEDIA(エデュペディア)

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エデュペディア

教員の若返りが全国的に進み、10年後には20代の教師が全体の36%を超えるとされる教育現場において、ベテランの教員が培ってきたノウハウの継承が必要とされており、また約9割もの教員が授業準備の時間が十分に取れていない、と感じていることが明らかになっています。

小学校の教育現場を経験した小川さんは「教師の情報不足」や「指導法の継承の難しさ」を感じていたといい、これらの問題の解決や優れた実践例の発信を計画し、賛同した学生ボランティアらと2009年に「エデュペディア」を開始しました。

エデュペディアでは、現場の教員や先人の教育に関する知恵や実践を未来のための共有財産と位置づけており、小中学校の取り組みを中心に、教科の指導案だけにとどまらず授業の効率を上げる工夫やコツ、学級運営のヒントを数多く掲載しています。

国語の実践例として、少ない出題を毎日繰り返す「漢字テスト」を紹介し、児童にも負担をかけずに漢字を身近なものとして定着させ成長が実感できるという効果を挙げています。

これらの実践例などは、動画や教材付きで紹介されているものも多く、各々の現場で活用しやすいように工夫されているのも大きな特徴です。

また、教科以外でのヒントも多く、児童と会話する機会をつくる「一人一役当番表」では児童全員に役割を持たせ、当番の終了時に担任に報告することで一人一人の児童を把握し、児童の良い行動をほめる時間が持てるなどのアイデアが報告されています。

現在では東京と京都にボランティア拠点を置き、大学生らが全国の学校のユニークな取り組みを探し、教員との掲載交渉や取材、執筆などを担っているといいます。

ボランティアメンバーの1人で、教員を志望する大学生は「取材で現場の大変さを知った。先生の助けになる情報を発信したい」と語り、小川さんは「いい情報でも分散しては探しにくい。一カ所に集めることで価値を持たせたい」と話しています。

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