夏休みに苦手科目を克服する3つの勉強法、「耳栓音読」が効果的

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突然だが想像してみてほしい。
苦手意識は悪循環する。

こどもにとって楽しい夏休みの真っ最中です。しかし受験生ともなると夏休みは楽しいとは言っていられない大事な時期で「夏を制する者が受験を制する」という言葉もあるくらいです。

苦手な科目に集中して取り組んで克服しておきたいところですが、「苦手意識」は簡単に消し去ることはできません。

「脳を一番効率よく使う勉強法」などの著者として知られる医学博士で受験アドバイザーの福井一成氏は、脳科学の分野から「苦手」を克服する方法をアドバイスしています。

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そもそも「苦手意識」とは

「苦手意識」は脳科学的にはどのような状態なのでしょうか。

福井一成氏は「点が取れないとその科目が嫌いになり、不快なときに出るノルアドレナリンという脳内ホルモンが分泌されます。ノルアドレナリンは、記憶をつかさどる海馬の働きをダウンさせるため、その科目の勉強が進まなくなり、点数が取れないという悪循環に陥るのです」と説明します。

つまり、「勉強が楽しくない、おもしろくない」という意識がノルアドレナリンの分泌につながり、せっかく勉強をしていても海馬の働きが十分ではないために効率の悪い勉強となってしまっているのです。

反対に勉強を楽しく感じていると、「脳内モルヒネ」や「幸せホルモン」などと呼ばれるβエンドルフィンが分泌され、海馬の働きを活性化させることで効率よく勉強が進むことになります。

苦手意識があるからこそ勉強が楽しくない、勉強しているのに成績が良くならない、と悪循環に陥った状態から抜け出すためにも、「嘘でも良いから『勉強は楽しくて快感だ』と思い込むこと」が大事だと福井一成氏は語ります。

「勉強が楽しい」と意識づけていることでβエンドルフィンが分泌され、海馬の働きの向上により今まで以上に勉強の効率が上がることで本当に「勉強は楽しいもの」だと感じられるようになります。すると更なるβエンドルフィンの分泌により「勉強が快感」となり好循環につながります。

大事なのは「決してマイナス思考にならないこと。勉強がつまらない、と思った瞬間にノルアドレナリンが分泌され良い循環を断ち切る」と福井一成氏はしています。

また、ある科目が苦手となるきっかけは、そもそも苦手科目の勉強法が間違っているか、苦手科目の勉強法の効率が悪い場合が多いといい、「苦手科目はわかりやすくて解説が丁寧な参考書・問題集を使うことが大事。書店で実際に参考書に目を通し、自分にあったものを選ぶことが大切」だとしています。

苦手を克服する3つの勉強法

福井一成氏は脳科学的に正しい苦手克服法として、3つの勉強を進めています。

音読勉強法

英単語や数学の公式などをなかなか覚えられない人は、教科書などを目で追い静かに読むだけではなく、実際に口に出して「音読」することで脳が活発に働き覚えやすくなります。

また、耳栓をした状態で文章や単語を指でなぞり声に出して読むと、骨伝導により声が頭の中で大きく響くため、集中力が高まり記憶しやすくなります。

右脳記憶法

感性や記憶をつかさどる右脳の記憶容量は、記録的な働きをする左脳の記憶容量の10倍以上あるともいわれます。地理や歴史、化学や生物といった勉強の際には右脳を活用し、「イラスト」「絵」「写真」をまず暗記し、それに紐づける形で「説明文」や「語句」を覚えていくことが効果的です。

聴覚記憶法

音読勉強法と右脳記憶法をあわせた勉強法。

教科書や参考書を音読する際にICレコーダーに録音しておき、音声を再生するときに左脳では「言語」として記憶し、右脳では聞こえたままの「音」として記憶します。語句として単語を思い出せなくても、音をきっかけに思い出すことができるかもしれません。

また、通学などの移動の際や、休憩のため休んでいる時でも音声を繰り返し音声を聞くことができるため、時間の節約にも有効です。

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