Googleが手の震えを抑えるスプーン「リフトウェア」発売

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突然だが想像してみてほしい。
たとえどんな時でも楽しく食事をすることが、生活の質を向上させる。

Google社と言えば、検索エンジンやクラウドコンピューティング、オンライン広告を提供する企業として名が知られていますが、近年では自動車の自動運転プロジェクトを進めるなど、多くのグループ企業により多様な分野に進出しています。

Googleではヘルスケア分野に力を入れており、Googleが2014年に買収した企業が開発した、加齢やパーキンソン病などによる手の震えを軽減させるスプーン「リフトウェア」が、10月1日から日本でも購入できるようになりました。

リフトウェアの販売は、フランスベッド株式会社が運営する介護用品オンラインショップ「介護宅配便」などで行われており、価格は税込み47,520円となっています。

また、Googleの創業者のひとりであるセルゲイ・ブリン氏は、母親がパーキンソン病と診断され、自らもパーキンソン病リスクがあることを明かしています。

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リフトウェア

「リフトウェア」は、スプーンのグリップ部に内蔵されたセンサーが手の震えを感知すると、揺れを抑制するスタビライザー機能が働き、スプーンを安定させることで食べ物を落とすことなく快適に食事が行える機能性のスプーンです。

パーキンソン病や脳梗塞、また原因不明の手の震え(本態性振戦)に悩んでいる人は日本国内だけで数百万人もいるとされており、手元が震えてしまうがために食事がうまく行えず、また人目を気にしてしまい外食も楽しめないという人も少なくないようです。

この手元の揺れを制御する「リフトウェア」を使用することで、自分で安心して食事ができるようになり、人目を気にすることなく楽しく食事をすることでQOL(Quality of Life:生活の質)の向上が図れるとしています。

本態性振戦(ほんたいせいしんせん)

「本態性振戦」は、あまり耳にすることがない病名ですが、手や頭に震えが現れる進行性で原因不明の神経疾患です。

震え以外の症状はみられないのが特徴で、40歳以上の発病率は6.1%となっていますが、どの年齢性にも起こる可能性はあり、高齢になるほど震えが目立つようになっていきます。ただし、全身が震えて身動きが取れない、などといったことはありません。

軽度な症状を含めると日本国内には165万~460万人が「本態性振戦」に悩まされていると言われ、そのうちの3人に2人の割合で、「手の震えのため自分で食事をすることができない」、「手の震えのため文字が書けない」など日常生活に支障をきたしています。

「本態性」とは、原因不明であることを意味しており、「本態性振戦」の原因は現在まだ解明されておりません。精神的な緊張により症状が悪化することから交感神経が関係しているともいわれています。

「本態性振戦」の発症後は症状が徐々に進行していき、日常生活に支障をきたすまでになると、薬物治療や脳外科手術による治療を行う方法がありますが、身体への負担などから治療が難しいとされる患者も少ないないというのが現状のようです。

人前でスピーチをする場面など、慣れていない場面では誰しもが緊張をし震えを感じることはあるでしょう。その震えを意識するあまりに余計に震えを引き起こすということがあります。

もし震えている人を見かけても興味本位で見つめたり、震えを指摘するのは良いことではありません。

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