ソニー「ウォークマン」事業のビデオ&サウンド部門を分社化

sony-150218

突然だが想像してみてほしい。
自らの体を切り売りして利益を上げている企業に明日はあるのか。

ソニーは「ウォークマン」など携帯音楽プレーヤーを担当するビデオ&サウンド部門を2015年10月に分社化する方針を明らかにしました。2月18日に開いた2015年度から2017年度における経営方針説明会で発表しています。

ビデオ&サウンド部門では、ウォークマンをはじめとするオーディオやブルーレイ関連製品を扱っており、経営計画では「安定収益領域」として、大規模な投資は行なわず着実な利益を積み上げていく方針です。

ソニーの平井一夫社長は「高収益企業への変革」を掲げ、ソニー本社の役割について「小さな本社として、必要最低限の管理機能を持つことを目指す」と語っています。

苦戦が続くソニーはテレビ事業の分社化、パソコン事業からの撤退を行ってきましたが、1979年に登場し「ソニー」の象徴ともいえる「ウォークマン」も本社から離れることになります。

ソニー、「ウォークマン」抱える事業を分社化へ
http://www.yomiuri.co.jp/economy/20150218-OYT1T50127.html

スポンサーリンク

「ウォークマン」事業分社化の狙い

ソニーの平井一夫社長は分社化の狙いについて、「各分野で自立性を高め、結果・説明責任を明確にし、意志決定の迅速化により急激な市場の動きにあわせられる」と語っており、「小さな会社としてバランスを取る」説明しています。

ソニーは2014年にテレビ事業を分社化(ソニービジュアルプロダクツ)、パソコン事業を売却(現 VAIO株式会社)しており、「ウォークマン」に関連する「ビデオ&サウンド部門」についても「事業売却や買収について各責任者の判断を仰ぐ」としており、今後「第2のVAIO」となる可能性も残っています。

ソニーの今後

ソニーは各分野を大きく「成長牽引領域」、「安定収益領域」、「事業変動リスクコントロール領域」の3つにに分けて事業を展開していくと説明しています。

「成長牽引領域」として位置付けた事業は、積極的な投資を行いながら売り上げと利益を増加させる戦略で、半導体や画像センサーなどの「デバイス」、家庭用ゲーム機PlayStationなどの「ゲーム&ネットワーク」、映画や音楽などの「エンターテインメント」の3分野となっています。

「安定収益領域」では、大規模な投資は行なわず着実な利益を積み上げていく戦略で、デジカメやハンディカムなどの「イメージング・プロダクツ&ソリューション」、ウォークマンやブルーレイレコーダなどの「ビデオ&サウンド」が該当します。

「事業変動リスクコントロール領域」では、市場の変化が激しいため投資は減少傾向でリスクを低減し、収益性を求めていく戦略で、携帯電話Xperiaなどの「モバイル・コミュニケーション」、「テレビ」があてはまります。

スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です