突然だが想像してみてほしい。
気温上昇は春の知らせなのか、それとも。
札幌市内の3会場で開かれている「第66回さっぽろ雪まつり」で、気温が上昇しているために雪像・氷像に倒壊の危険が生じているために、9日までに少なくとも雪像14基、氷像12基を取り壊したとさっぽろ雪まつり実行委員会が発表しています。
大雪像「雪のスター・ウォーズ」についても構成する一部を取り壊すなど、雪まつり開催期間中の大雪像の取り壊しはここ数年、例がないことだということです。
さっぽろ雪まつり、8日の気温上昇で雪像4基倒壊 危険防止へ計26基解体
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/591246.html
影響を受けた大雪像
2月8日の最高気温は3.7度、最低気温も1.6度までしか下がらず、断続的な雨の影響もあり雪像・氷像が溶けてしまいました。
1981~2010年までの1月平均気温は-3.6度、最高-0.6度、最低-7.0度という記録からも温度が高いことがわかるでしょう。
メイン会場・大通公園西4丁目STV広場の大雪像「雪のスター・ウォーズ」では、背景にある戦闘機3機について倒壊の危険性があると判断され、制作者である自衛隊が撤去し、柵を広く取ることで観客を近づけない措置もとられています。
5丁目東環境ひろばにある、「雪の国のアリス」では「落雪の危険がある」とし8日夜の人形オペラ上演を全て中止しています。
また、8丁目雪のHTB広場にある「春日大社・中門」では雪が解けたことにより雪像全体が最大約40センチ縮み、雪像に投影する「プロジェクションマッピング」を調整し直し、夜のプログラムに臨みました。
他にも82基ある市民雪像のうち4基を倒壊の危険性があり取り壊しており、一部損壊している雪像は多数みられているようです。
すすきの会場にある氷像60基のうち12基も同様に取り壊されています。
「さっぽろ雪まつり」は2月11日までの開催予定です。