もうすぐ女流棋士!カロリーナ・ステチェンスカさん

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突然だが想像してみてほしい。
「将棋」の世界に挑戦するポーランド人女性、応援せずにはいられない。

カロリーナ・ステチェンスカさん(23)はポーランド出身で、外国人として初となる「将棋女流棋士」を目指して奮闘しています。

6月15日に東京都渋谷区の将棋会館で行われた第5期リコー杯女流王座戦2次予選では、中井広恵女流六段(45)に92手で敗れ、本戦(ベスト16)入りを逃しました。

一昨年に単身で来日、山梨学院大学に通いながら女流棋士養成機関「研修会」に在籍しているカロリーナさんは、相川春香女流初段、伊奈川愛菓女流初段に連勝して1次予選を突破しましたが、2次予選ではタイトル獲得通算19期を誇る女流棋界のレジェンド、中井広恵女流六段を相手に得意とする中飛車で立ち向かいましたが、終始ペースを握らせてもらえず敗退。

対局後は、少しずつ上達している日本語で「勉強になりました。中井先生は強かったです。緊張するのは良くないことと分かっていたので、相手が強いことは分かっていましたが、緊張せずに頑張りたい気持ちでした」と振り返りました。

また、対局相手の中井女流六段は「感想戦でも読みがしっかりしていると感じましたし、プロになっていてもおかしくない力はあると思います」とその実力を評価しています。

「将棋の聖地」というべき将棋会館の特別対局室で、初めて単独での対局を行ったカロリーナさんは「掛け軸に富士山が描かれていたので、落ち着きました。山梨に住んでいるので、いつも富士山を見ているので」とユーモアを交えて語っています。

6月28日に行われる研修会での4局で3勝以上の条件を満たすと、女流棋士の仮資格となる女流3級を得ることになります。カロリーナさんは「(女流棋士になることは)もうマジックじゃないと思っています」と、夢の実現に向けてひとつずつ歩みを進めていくことになるでしょう。

6月28日追記:女流3級に!

カロリーナ・ステチェンスカさんは6月28日の対局で3勝1敗とし、女流3級になりました!

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カロリーナ・ステチェンスカさん

カロリーナ・ステチェンスカ(Karolina Styczynska)はポーランド出身の1991年6月17日生まれの23歳で、日本将棋連盟所属の研修会員です。外国人女性として初めて研修会に入会しました。

将棋に興味を持ったのは2008年のことで、日本の漫画「NARUTO -ナルト-」に登場した将棋をインターネットで検索したのがきっかけだとしており、その後はインターネット将棋対戦サイトで将棋を指すなど一日5時間をも将棋の勉強に費やしたと言います。

2011年にはフランスで行わなわれた国際将棋フェスティバルで女性最高成績となる4位となり、2012年には海外招待選手として参加した第2期女流王座戦では、女流棋士に初めて勝利した外国籍のアマチュア女性となりました。

2013年にも第3期女流王座戦に参加し、再び女流棋士に勝利しています。

その後研修会を受験し8対局の結果は3勝5敗となり、研修会のC2クラスに合格し、外国籍女性として初の研修会入会を果たしています。

2014年にハンガリーのブタペストで開催された「ヨーロッパ将棋選手権2014」では、ヨーロッパチャンピオンとワールドオープンチャンピオンの両部門をダブル制覇する活躍を見せています。

今後のカロリーナ・ステチェンスカさんの活躍に大いに注目です。

6月28日女流3級に!

カロリーナ・ステチェンスカさんは6月28日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた女流棋士養成機関「研修会」の例会(対局日)で3勝1敗とし「直近成績9勝3敗」の規定を満たして、女流3級(女流棋士仮資格の資格者)となりました。

外国籍の女性として史上初の快挙で、「今後1年間で参加公式棋戦数と同数の勝星を得る」か「今後2年間で参加公式棋戦数の4分の3以上の勝星を得る」かの成績を挙げれば女流棋士(女流2級)となります。

女流3級が参加できる女流公式棋戦は、6つの女流タイトル戦(マイナビ女子オープン、女流王座戦、女流名人位戦、女流王位戦、女流王将戦、倉敷藤花戦)であり、1年目か2年目で年間6勝するか、2年間で通算9勝を挙げることが必要になります。

2年間でいずれの成績にも満たない場合は、女流3級の資格を取り消され、研修会に戻ることができるようになっています。

引き続きカロリーナ・ステチェンスカさんに期待したいところです。

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