総務省がスマホアプリのプライバシーポリシー調査結果を公表

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突然だが想像してみてほしい。
決まりごとの表現は難解で曖昧あることを避け、簡潔に端的にしていくことが望ましい。

総務省は、スマートフォンの安全な利用環境の整備を目指して、スマートフォンアプリのプライバシーポリシーの実態調査と、プライバシーポリシーに準じた利用者情報の取り扱いを行っているかの実証実験を実施し、結果を「スマートフォン プライバシーアウトルックII」として取りまとめて公表しています。

「スマートフォン プライバシーアウトルックII」によると、プライバシーポリシーの掲載率は向上しているものの内容が不十分であるものが多いとしています。

また、NTTコミュニケーションズによる実証実験では検証した64個のアプリのうち9個(約14%)が、プライバシーポリシーに利用者情報の外部送信に関する記載がないにもかかわらず、外部に利用者情報を送信していたことがわかっています。

総務省ではこの結果を踏まえ、実証実験を継続していく方針を示し、スマートフォンの利用者情報の取り扱いについて、利用環境の整備を目指し取り組みを進めていくとしています。

スマートフォン プライバシーアウトルックII:総務省(PDF)

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スマートフォン プライバシーアウトルックII

近年のスマートフォン利用者が急速に拡大する中、スマートフォンにより取得される利用者情報が十分な説明がないままに外部送信されている事例が多くみられています。

総務省では、利用者への啓発、開発者への啓発活動を進めるとともに、第三者機関によるスマートフォンアプリの検証を提言してきました。

2014年にスマートフォンアプリの利用者情報取り扱い実態調査や第三者機関による検証課題の検討結果を取りまとめ、「スマートフォン プライバシー アウトルック」として公開しており、2015年の「スマートフォン プライバシー アウトルックII」において、第三者機関による実証実験結果を公開するに至っています。

「スマートフォン プライバシーアウトルックII」によると、スマートフォンアプリによる利用者情報の取り扱いに関して、プライバシーポリシーの作成・掲載実態の調査として、日本・アメリカ・イギリスの各国において人気の高いアプリの上位100位を抽出しました。

結果、プライバシーポリシーの掲載率は上昇傾向にあるものの、アプリ内への掲載率は下がっている状況で、自社サイトのプライバシーポリシーへのリンクを張っただけといった「とりあえず」掲載しているものが増加しています。

日本のAndroid人気アプリ上位100位のうち、プライバシーポリシーの掲載があるものは86%、iPhone人気アプリ上位100位では72.7%となっています。また、アプリ専用のプライバシーポリシーが用意されているのはAndroidが19%、iPhoneが4%に留まっています。

第三者機関であるNTTコミュニケーションズが実施した実証実験では、事前に申請された64個(Android59個、iPhone5個)のアプリについて利用者情報の送信有無などを解析し、プライバシーポリシーとの照合を行いました。

64個のうち、プライバシーポリシーの記載があるものは31個に留まり、記載箇所が不明確、表現があいまいなものも散見されています。

結果として、外部に情報を送信するものが11個あり、プライバシーポリシーがないものは5個、プライバシーポリシーはあるものの情報送信の記載がないものが4個見つかっています。

NTTコミュニケーションズでは、プライバシーポリシーの表現について掲載箇所のルール化や記載内容の定型化が必要としています。

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