突然だが想像してみてほしい。
部屋の中をかわいいおにぎり型三角がちょろちょろ動き回る姿を。
パナソニックはロボット掃除機「RULO(ルーロ)MC-RS1」を3月20日より発売します。RULO(ルーロ)はパナソニック独自の三角形状で、今までの円形ロボット掃除機では掃除しきれなかった、部屋の隅や壁際の掃除性能にこだわった、かわいらしいおにぎりみたいな製品です。
RULO(ルーロ)はどんな形なのか、どんな性能を持っているのか、価格は、名前の意味はと気になる点がたくさんありますが、ひとつずつ紹介してみましょう。
ロボット掃除機「ルーロ」
http://panasonic.jp/soji/rulo/index.html
RULO(ルーロ)はかわいいおにぎり型
パナソニック調べによると、ロボット掃除機ユーザの約半数が「部屋の隅・壁際のゴミが取れない」と不満を抱き、未購入者の約半数は「ゴミをしっかり掃除できないのでは」と不安を持っているようです。
ロボット掃除機が自動で掃除を行い、「家に帰ってきたらいつも綺麗」という状態であれば言うことはないのですが、まだまだ改良の余地があるということなのでしょうか。
そんな不満を解消すべく、パナソニックが採用したのは本体を三角形状にする、というものでした。
このように、何ともかわいらしいおにぎり型の三角形です。
この三角形状は「ルーロー」と呼ばれる形状で、正方形に内接して回転する(正方形に近い軌道を描く)ため、部屋の隅まで届きやすく、狭い場所でもスムーズに方向転換ができます。
ルーローの三角形
運動学の父と称されるドイツの機械工学者フランツ・ルーローが考案した図形です。正方形に内接して回転することができ、正方形に穴をあけるドリルや自動車のロータリーエンジンに応用されています。
RULO(ルーロ)の性能
三角形状(ルーロー)をいかし、部屋の隅々までRULO(ルーロ)が行き届くことに加え、2つのサイドブラシで隅のゴミをかき出し、180mmとワイドな吸込口で効率的にゴミを吸い込みます。また、狭い場所での方向転換も得意とし、テーブルや椅子など家具の脚回りでもスムースに移動していきます。
さらに、約20マイクロmmのゴミまで検知し、量に応じて自動運転制御を行う「ハウスダスト発見センサー」や「V字ブラシ」でじゅうたんや畳の目の細かなゴミも吸い取り、フローリングの細塵を除去できる「マイナスイオンプレート」で拭き掃除したかのように綺麗にしてくれます。
他にも、部屋の隅や壁際を重点的に掃除する「ラウンド走行」、部屋の中央部を効率よく掃除する「ランダム走行」を使い分けることで、部屋全体をしっかり掃除してくれます。
また、重点的に掃除したい場所を記憶させる「エリアメモリー」機能を持ち、日常生活でよく使う場所を登録しておくことができ非常に便利そうです。
ルーローの形状と、パナソニックが今までの家庭用掃除機で培った技術が組み合わさることで、ロボット掃除機としてまさに死角なしと言えるのではないでしょうか。
RULO(ルーロ)の仕様・スペック
RULO(ルーロ)の実売予想価格10万円前後となる見込みです。
品名 | ロボット掃除機 |
愛称 | RULO(ルーロ) |
品番 | MC-RS1 |
希望小売価格 | オープン価格 |
発売日 | 3月20日 |
月産台数 | 5,000台 |
電池寿命 | 繰り返し充放電 約1500回 |
製品寸法 | 幅330mm × 奥行325mm × 高さ92mm |
製品質量 | 3.0kg |
充電時間 | 3時間(電池が空状態から充電を開始した場合、周囲温度20℃時) |
稼働時間(自動モード時) | 約60分 |
連続使用時間 | 約100分( 満充電・電池初期/20 ℃時) |
運転モード | 自動・念入り・スポット・エリアメモリー |
ゴミセンサー | ハウスダスト発見センサー |
走行性センサー、制御 | 赤外線センサー、超音波センサー、ジャイロ |
使用電池 | リチウムイオン電池 |
定格電圧 | DC14.4V |
入力 | AC100V 50Hz-60Hz |
出力 | DC20.5V 1.3A |
消費電力 | 充電中:約33W、本体を外したとき約0.6W |
外形寸法 | 幅218mm × 奥行136mm × 高さ99mm |
質量 | 0.6kg |
電源コードの長さ | 1m |