突然だが想像してみてほしい。
世界のレベルを感じ続けることが未来につながる。
南半球のトップスターたちが集う「スーパーラグビー」は2016年から日本のチームを含めた18チームに拡大されることが決定しており、試合スケジュールが3か国ラグビー連合協会「SANZAR」から発表されています。
発表されたスケジュールには「JAPAN」(正式チーム名は近日発表予定)の名もあり、環境整備の遅れなどから一時は危ぶまれた日本チームの参入が正式に認められたことになります。
「スーパーラグビー」は2016年2月26日に開幕し、日本チームは2月27日に秩父宮ラグビー場に南アフリカの「ライオンズ」を迎え、歴史的な初戦に挑むことになっています。
日本の試合である全16試合のうち8試合はホームゲームとして行いますが、第3節の「チーターズ」戦、第5節の「ブルズ」戦、第12節の「ストーマーズ」戦はシンガポール国立競技場で行われることになっています。残りの5試合は、開幕戦と同様に秩父宮ラグビー場で行われます。
日本チームが加わった「南アフリカグループ」は、日本と同様の新チームであるアルゼンチンチーム(チーム名未定)、南アフリカの「キングス」を加えた8チームのグループとなっており、4チームずつ「南アフリカカンファレンス1」「南アフリカカンファレンス2」と分けられています。
日本チームは「南アフリカカンファレンス1」に所属し、いずれも南アフリカのチームである「ブルズ」、「チーターズ」、「ストーマーズ」と同組となっています。中でも「ストーマーズ」は、「ラグビーワールドカップ2015イングランド大会」で日本チームのヘッドコーチを務めるエディー・ジョーンズヘッドコーチが指揮を執ることが決定しており、日本にとっては苦しい戦いの連続となることでしょう。
日本チーム
日本の社会人ラグビー全国リーグである「トップリーグ」は例年10月~2月頃に行われており、試合のない春・夏シーズンに「スーパーラグビー」へと参戦する日本代表選手もいます。
2016年の「スーパーラグビー」にも、日本代表選手がニュージーランドやオーストラリア、南アフリカのチームに所属することがあるため、今回新たに参戦する日本チームは「日本代表」というわけではありませんが、多くの日本を代表する選手が集められることになるでしょう。
日本と同じ「南アフリカカンファレンス1」に属する「ブルズ」は、「スーパーラグビー」で南アフリカのチームとして唯一の優勝経験があり、優勝回数は3回に上ります。
参戦初年度で多くを望むのは酷なことかもしれませんが、2019年のラグビーワールドカップ日本大会に向け、ひとつずつ強化を進めていってほしいところです。
日本チームスケジュール
節 | 日付 | チーム | 国 | 試合会場 |
---|---|---|---|---|
1 | 2月27日 | ライオンズ | 南アフリカ | 秩父宮ラグビー場 |
2 | 試合無し | |||
3 | 3月12日 | チーターズ | 南アフリカ | シンガポール国立競技場 |
4 | 3月19日 | レベルズ | オーストラリア | 秩父宮ラグビー場 |
5 | 3月26日 | ブルズ | 南アフリカ | シンガポール国立競技場 |
6 | 4月2日 | キングス | 南アフリカ | ネルソン・マンデラ・ベイスタジアム |
7 | 4月8日 | ストーマーズ | 南アフリカ | DHL・ニューランズ・スタジアム |
8 | 4月15日 | チーターズ | 南アフリカ | フリーステート・スタジアム |
9 | 4月23日 | アルゼンチンチーム | アルゼンチン | 秩父宮ラグビー場 |
10 | 試合無し | |||
11 | 5月7日 | フォース | オーストラリア | 秩父宮ラグビー場 |
12 | 5月14日 | ストーマーズ | 南アフリカ | シンガポール国立競技場 |
13 | 5月21日 | レッズ | オーストラリア | サンコープ・スタジアム |
14 | 5月28日 | ブランビーズ | オーストラリア | キャンベラ・スタジアム |
15 | 7月2日 | ワラタス | オーストラリア | 秩父宮ラグビー場 |
16 | 7月9日 | ブルズ | 南アフリカ | ロフタス・ヴァースフェルド |
17 | 7月15日 | シャークス | 南アフリカ | グロースポイント・キングス・パーク |