ワールドラグビーU20選手権に出場し強化を図る日本代表

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突然だが想像してみてほしい。
親善試合ではない大会に出場し続けることに意味がある。

ラグビーの国際統括団体「ワールドラグビー」がイタリアで開催した「ワールドラグビーU20選手権」(World Rugby U20 Championship)で日本代表は10位に入り、2016年のイングランド大会への出場権を確保しました。

日本代表の出場は2009年以来となり、継続した強化のためにもレベルの高い大会に出場し、競合国との対戦を行うことが2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピックに繋がると考えられます。

今後の日本代表に活躍に期待しましょう。

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ワールドラグビーU20選手権

イタリアで開催されたワールドラグビーU20選手権は6月2日から6月20日まで開催されており、優勝国はニュージーランド、準優勝はイングランド、3位には南アフリカ共和国となりました。

2ワールドラグビーU20選手権は、ワールドラグビーが開催する世界大会としては、ラグビーワールドカップ、ラグビーワールドカップセブンズに続く位置づけの大会です。

20歳以下の各国代表12チームが出場し世界一を決める大会で、U20日本代表は2015年4月に行われたワールドラグビーU20選手権の2部大会である「IRBジュニアワールドラグビートロフィー2014」で優勝したことにより昇格を決め、2009年以来の出場となりました。

ワールドラグビーU20選手権に出場したチームは、南半球4カ国対抗を争うオーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、南アフリカ共和国、ヨーロッパ6カ国対抗を争うイングランド、フランス、ウェールズ、イタリア、アイルランド、スコットランドに、サモアと日本を加えた計12カ国です。

ラグビー日本協会の岩渕健輔代表ゼネラルマネジャーは「日本ラグビー界にとって最も厳しいチャレンジの1つになる」と話していました。

ワールドラグビーU20選手権イタリア大会の結果

U20日本代表は苦戦が確実視された中で、予選リーグ第1戦にワールドカップ優勝経験のあるイングランドに「7-59」、第2戦ではワールドカップ準優勝3回を誇るフランスに「7-47」、第3戦ではワールドカップ3位1回のウェールズに「3-66」といずれも大差を付けられ、力の差を見せつけられる結果となりました。

しかし、9-12位決定戦ではワールドカップ決勝トーナメントに2回進出しているサモアに「29-12」で快勝、9、10位決定戦ではワールドカップ3位1回のアルゼンチンに「21-38」と敗れはしたものの善戦し、10位で大会を終えています。

サモアに勝利し、最下位を免れたことで2016年のワールドラグビーU20選手権イングランド大会への出場権を確保しており、中竹竜二ヘッドコーチは「今後の日本ラグビーにとって重要な勝利だった」としており、格上のアルゼンチンと終盤まで接戦を演じたことで「良いプレーも多くあった。2019年、2023年のW杯につなげていきたい」と手応えを口にしています。

ワールドラグビーU20選手権へ出場する意味

今大会の10位という成績により、2016年のワールドラグビーU20選手権イングランド大会への出場権を確保したことの意味は大きいと考えられ、アジアで最強を誇る日本も過去7回のワールドカップで1度も決勝トーナメントには進めておらず、ラグビー先進地域である南半球やヨーロッパからは見向きもされていない状況でした。

しかし、地理的な不利を嘆いているばかりでは進歩はなく、ラグビー中堅国であったイタリアは2000年からヨーロッパ6カ国対抗戦に、アルゼンチンは2012年から南半球4カ国対抗戦に参戦するなど強化を図っています。

岩渕ジェネラルマネージャーは「最初は誰もが無謀だと思ったが、両国は定期的に高レベルの実戦経験を積むことで飛躍的に成長している。日本にもできないはずはない」と力を込めています。

この高レベルでの実戦経験を積むためにも、トップレベルでの世界大会に継続して出場することの意味があります。

また、大きな大会でラグビー先進国とは言えない日本が奮闘することで、先進国に与えるインパクトは小さなものではないと、岩渕ジェネラルマネージャーは「世界が注目する大会で日本が実力を示せれば、強豪国と試合が組みやすくなる。厳しい戦いで強化を図り、さらなる強豪国と試合を組む」という好循環を思い描いています。
今大会や来年の大会に出場するU20日本代表は、2019年の日本で開催されるワールドカップでの主力として期待される、いわば金の卵です。

低迷するラグビー人気のあおりを受け盛り上がりが不安視される2019年の日本大会を成功へ導くためにも日本代表の強化は必須です。

ワールドラグビーU20選手権に継続して出場し、若年世代から地力をつけていくことが今、求められています。

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