半世紀ぶりの国産旅客機「MRJ」初飛行は愛知県沖で5月29日に

plane-150218

突然だが想像してみてほしい。
半世紀ぶりの国産旅客機が命運をかけて初めて空に飛び立ちます。

およそ半世紀ぶりの国産旅客機「MRJ」の初飛行が、5月29日に予定されていることがわかりました。「MRJ」は三菱重工業の子会社、三菱航空機を中心に開発・製造がすすめれられており、2014年に機体が完成していました。

初飛行では「MRJ」のさまざまなシステムを検査し、設計とおりに機能するかを確認する作業を進めるとしています。

具体的な航路は、愛知県営名古屋空港から離陸し、愛知県上空から伊勢湾に抜け、太平洋上を飛行した名古屋空港に戻る予定で1時間の初飛行を予定しているということです。

ただし当日の気象条件などにより、日本海ルートに変更したり、初飛行を延期する可能性もあります。

「MRJ」5月29日にも初飛行
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150219/k10015570711000.html

スポンサーリンク

MRJとは

「MRJ」(三菱リージョナルジェット、Mitsubishi Regional Jet)は、三菱航空機を中心に開発・製造が進められている小型の国産旅客機です。

かつて国家プロジェクトとして開発されたプロペラ機「YS-11」(1962年初飛行、1973年製造終了)以来、40年ぶりの国産旅客機の開発となり、三菱航空機の親会社である三菱重工業を筆頭に日本製小型旅客機として計画がすすめら、2008年に全日空から合計25機を受注したことより、三菱航空機を設立し事業化を果たしました。

2014年10月18日には機体完成披露式典を行っており、今後の予定として、初飛行を2015年4月~6月に行う予定で具体的な候補日として5月29日が挙げられています。

すでに地上における強度検査などは順調に進んでおり、初飛行に向けての今後さらに厳しく検査がすすめられていくものと考えられます。

初飛行では「MRJ」のさまざまなシステムをひとつずつ細かな検査が実施され、設計とおりに機能するかを確認する作業を進めるとしており、初飛行に無事成功すれば、安全性能や環境性能の基準を満たす航空機としての証明「型式証明」の取得に向けて一歩前進することとなります。

しかし、初飛行で何らかの不備が発見されると、2013年、2015年、2017年とすでに3回延期している全日空への納入時期がさらに遅れる可能性もあり、「MRJ」の初飛行は大きな節目となります。

MRJの座席数・価格

RJ(リージョナルジェット)は座席数が50~100席程度で、航続距離が3,000㎞程度の小型ジェット機をさしています。大型・中型ジェット機よりも低騒音で、より短い滑走路で離着陸できる利点があります。

MRJでは標準座席数が78席の「MRJ70」と92席の「MRJ90」があり、カタログ価格で4,680万ドルとされています。

MRJの用途として、羽田や成田といった国際空港の拠点から各地方都市を結ぶ路線や、各地方都市間路線への活用が想定されており、格安航空会社(LCC)の台頭による需要増も見込まれています。

MRJ納入予定

航空会社名 合計 確定 オプション 購入権
全日本空輸株式会社(ANA) 25 15 10
アメリカ・トランス・ステーツ・ホールディングス社
(Trans States Holdings Inc.:TSH)
100 50 50
アメリカ・スカイウェスト社
(SkyWest Inc.:SKW)
200 100 100
ミャンマー・エア・マンダレイ社
(Air Mandalay Limited)
10 6 4
アメリカ・イースタン航空
(Eastern Air Lines Group, Inc.)
40 20 20
日本航空株式会社
(JAL)
32 32

スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です