飼い主の構いすぎで犬や猫に「土日病」というストレスが

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突然だが想像してみてほしい。
休日だからと遊びすぎるとペットも疲れてしまいます。

家庭で飼うペットと言えば犬か猫が人気の大半を占め、その二種でも犬の飼育数が猫の飼育数を大きく上回る状況が長らく続いてきました。しかし、ペットフードメーカーの業界団体「一般社団法人ペットフード協会」の調査によると、2014年の推計飼育数は犬が1035万匹、猫が996万匹となり、過去5年でみると犬は12.8%の減少、猫は3.6%増加となっており、2015年度は猫の飼育数が犬を上回るのではないかと推測されています。

2015年の推計飼育数は2016年初めに発表される予定ですが、小型犬ブームが落ち着き、散歩の必要がない猫は単身者でも飼育しやすく、今後も猫を迎える家庭は多くなることでしょう。

犬や猫は生後10か月前後で成犬、成猫となり、バランスの取れた適切な食事や体重管理を心がけ、生後6~8か月を目安に不妊手術を受けることが望ましいとされています。これは、発情期のトラブルを防ぐだけでなく、病気の要望にも繋がるからです。また、年に1度は獣医師による健康チェックを心がけましょう。

しかし、いくら注意をしていても犬や猫も生き物で、飼い主が留守の時に事故が発生したり、ストレスによる心の病を抱えてしまうことも珍しいことではありません。中には「土日病」と呼ばれる、平日はペットをあまり構わない飼い主が土日の休日にペットを構いすぎるが故に体調を崩すということもあります。

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誤飲・誤食に注意

動物病院の夜間救急診療で最も多いのは誤飲・誤食などの事故だといい、飼い主が留守の時に人の薬や食物を食べしまったり、こどものおもちゃやタオル、靴下などを飲み込んでしまうケースが多く、猫の場合はビニールやひもを飲み込むケースが多くみられるといいます。

帰宅した飼い主が「食べたものを激しく吐く」「ぐったりしている」などの異変で気づく病院に駆け込むことになりますが、いずれの場合も異物が腸に達すると腸閉塞を起こす危険があり、「遊んだおもちゃは必ず片付ける」「危険なものを置きっぱなしにしない」ことが重要でしょう。

犬や猫に増える心の病

犬や猫に今増えているのは心の病です。

犬の場合は1匹で留守番をすることが不安で吠え続ける「分離不安」や、自分の体をなめ続けたり尻尾を追いかけまわし続ける「常同障害」がみられ、心の病を抱えた犬は「飼い主を噛む」「吠える」などの問題行動を1歳前後から見せるようになります。

治療法として、「静かな部屋にケージを移動する」などの環境を修正することや、「飼い主とペットの付き合い方を変える」「運動させる」などの行動を守勢する方法に加え、「抗うつ剤や抗不安薬などの薬物を処方する」といった薬物療法、「去勢や避妊を行う」といった医学療法を組み合わせて行うことになります。

猫の場合、元来綺麗好きな猫が決められた場所以外にトイレををする場合は何らかの問題があると考えられ、腎障害など疾患にかかわる場合のほか、多頭飼いなどによるストレスを考慮する必要があります。

腎臓の病気などでなければ、「新品のトイレをもとに戻す」「1匹に1つのトイレを割り当てる」などの対処を行うことで猫のストレスを解消することが出来る場合もあります。

また、平日は仕事でペットにほとんど構えない飼い主が、土日にペットを構いすぎてしまうため、土日が終わると犬が体調をくずっすという「土日病」も見られるようになってきました。

犬も猫も問題行動を長く放置すると、だんだんこじれるばかりです。動物の行動は個性に結びついたもので、個性を理解せず間違ったしつけを行うと、さらに問題行動は大きくなりかねません。

困ったことがある場合は、早めに獣医師に相談するなど対処が必要です。なによりも問題行動=悪ではないということを把握することが大切と言えるでしょう。

人間もペットも互いに良い共存関係を構築し、のびのびと暮らしていきたいところですね。

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