人とペットの共存を図る「動物愛護週間」

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突然だが想像してみてほしい。
家族の一員として、最後を看取るのも役割だということを。

9月20日から26日まで「動物愛護週間」となっています。2013年9月1日に改正動物愛護管理法が施行されてから2年が過ぎましたが、家族の一員として愛されるペットがいる一方で、虐待されたり殺処分される犬や猫は後を絶ちません。

「動物愛護週間」は動物愛護管理法によって定められており、「広く国民の間に動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深める」(第4条)のが目的だとされています。

人とペットが共存していくために必要なものとは何かを考える一週間としたいものです。

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改正動物愛護管理法

2013年9月1日に改正・施行された動物愛護管理法では、大きな改正ポイントとして3つが挙げられます。

まず一つ目は、飼い主に対してペットが命を終えるまで適切に飼う「終生飼養」の責任があることを明記した点です。

また、動物取扱業者に対しても「販売が困難になった動物の終生飼養の確保」を明記しており、自治体の動物愛護センターなどでは動物取扱業者による販売できなくなった動物の持ち込みや、飼育しているペットを持ち込んだ飼い主が「終生飼養」の原則に反していると判断された場合、引き取りの拒否ができるようになりました。

二つ目は、動物取扱業者に対して規定が増やされたことです。犬や猫の「健康安全計画」の提出をはじめ、ペットを販売する際には対面説明や現物確認をすることなどが義務付けられました。

そして三つ目は災害時における「動物救護」です。東日本大震災の経験を上k、各都道っ府県の動物愛護管理推進計画の中では、災害時における動物の適正な飼養・保管に関する施策が追加されています。

この他にも改正動物愛護管理法では、動物虐待の例として酷使や世話をせずに放置する、病気や怪我を放置するなどを記載し、罰則も強化しています。

改正動物愛護管理法が施行されて2年が過ぎ、田辺仁環境省動物愛護管理室長は「自治体が犬・猫を引き取る件数は年度末にまとまるので分からないが、感覚としては減少していると思う」と話していますが、引き取りを断られ、帰り道に捨ててしまうケースも報告されており、問題はまだ山積していると言えるでしょう。

これまで動物愛護管理法の目的は「国民の間に動物を愛護する気風を招来し~~動物による人の生命、身体及び財産に対する侵害を防止する」とされていましたが、改正動物愛護管理法ではこれに加えて「人と動物の共生する社会の実現を図る」と明記されています。

田辺室長は「動物は『物』ではなく命あるものと認識してもらうことで、共生のための施策作りのきっかけになるようにしています」と強調しました。

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