和紙製ジャケットを東京オリンピック選手団のユニフォームに

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突然だが想像してみてほしい。
オリンピックの舞台で伝統と技術が組み合わさったジャケットが登場するかもしれないことを。

日本の伝統的な素材である「和紙」が2020年東京オリンピック選手団が着用するユニフォームのジャケットになるかもしれません。「和紙」が2014年11月にユネスコ無形文化遺産に登録されたのを追い風に、「和紙」を用いて作られた衣類が注目を集めています。

関係者は「2020年の東京オリンピック開会式で日本選手団が着用するユニフォームのジャケットに」と期待を膨らませています。

東京五輪の選手団ジャケットは紙製に!? 高い保温や吸水性、広がる和紙の可能性
http://www.sankei.com/west/news/150218/wst1502180022-n1.html

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「和紙」のジャケット

滋賀県大津市にある繊維加工メーカー「古川与助商店」では、昭和初期から西陣織になる金銀糸をつくっており、金銀糸の製造工程でフイルムを細くカットをする技術を応用し、和紙や不織布を細く切り取る加工をしています。

和紙を裁断したあとの細切れが豊富にあり「もったいない」と感じた河村朱美社長(55)が、帯を試作してみると丈夫であったため、和紙を裁断して糸にし、綿糸とより合わせてジャケットを作成することになりました。

半年間の試行錯誤の末に、2010年7月に満足のいくジャケットが完成します。

和紙が交じる生地で作られているジャケットは布地だけで作られるものよりも軽く、紙の特性から吸水力の高さや保温効果の高さが特徴で、綿素材とほぼ同様の強度と耐久性も見込めるということです。

現在では白・ピンク・青と様々なジャケットが並び、着心地の良い柔らかな風合いが評判を呼び、価格は「88,000円」と高価格の設定にもかかわらず、注文が後を絶たないということです。

古川与助商店
http://yosukeshiga.com/

和紙のウエディングドレス

また、無形文化遺産登録された「美濃和紙」の産地・岐阜県美濃市にあるアパレルメーカー「みの紙舞(しまい)」では、和紙100%のウエディングドレスを製作しておられます。

「和紙は時代遅れ」というイメージを払拭するために、ウエディングドレス、アクセサリーなど「和紙」の概念を覆すような商品を開発してこられました。

ウエディングドレスは和紙を何枚も重ねて作られており、光をはね返さず透過させるため、柔らかなぬくもりが伝わり独特の風合いで新婦を飾ります。

これまでに約100人が和紙のウエディングドレスで結婚式を挙げておられ、「みの紙舞」では「美濃和紙の持つ伝統と、現代に合った素材としての可能性を感じてほしい」と話しておられます。

みの紙舞
http://minoshimai.jp/

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