日清「カップヌードル」、商品ごとに異なる麺の微妙な違い

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突然だが想像してみてほしい。
たった「3分」で食べられるカップヌードルには、文化となるべくして「違い」がつけられている。

日清食品といえば「チキンラーメン」や「カップヌードル」などの即席麺メーカーとして知られ、その国内シェアは約4割にもなるトップメーカーです。

代表的な商品として人気を誇る「カップヌードル」は2015年7月時点で27種類ものシリーズが生産されており、売上1位は「カップヌードル」、2位は「カップヌードルシーフードヌードル」、3位は「カップヌードルカレー」となっています。

これらのカップヌードルには「味」や「具材」が異なるだけで、基本的な「麺」に違いはないのかというとそうではなく、各スープと麺のバランスがとれるようにそれぞれ微妙に違いがつけられているのをご存知でしょうか。

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カップヌードルのシリーズごとの微妙な違い

売上ベスト3の「カップヌードル」、「カップヌードルシーフードヌードル」、「カップヌードルカレー」での違いを見てみると、まず「カップヌードルカレー」の麺はやや太く、「カップヌードル」、「シーフードヌードル」の麺がおよそ2ミリであるのに対し、「カレー」はおよそ3ミリと1ミリという微妙な差がつけられています。

これは「麺にしっかりとカレースープをからませるため」と思いきやそうではなく、逆に「スープがからみすぎないようにする」ための工夫のようです。

スープは麺と麺の隙間にからまり口の中に運ばれることになりますが、通常の細い麺ではスープが大量にからまり、カレーのような濃い味のスープの場合に「麺がスープに負ける」ようになってしまいます。

そのために麺をやや太めにし、からまるスープの量を抑えることで口の中で絶妙なバランスとなるように考えられています。

日清食品の開発部では年に200アイテム以上のペースで発売されるすべての新商品について、最も良いバランスでスープと麺がからまるようにミリ単位で麺の太さを研究しているといいます。

また麺の太さだけではなく、売上ベスト3のカップヌードルでは「麺の味」そのものについても「違い」がつけられています。

「カップヌードル」の麺は醤油とチキン、「シーフードヌードル」の麺は魚介風味を邪魔しない醤油、「カレー」の麺はポーク味がそれぞれの特徴になっています。

「3分」でできる理由

カップヌードルなどの「インスタントラーメン」というと「お湯を入れて3分」で出来上がる、というイメージがありますが、そもそもなぜ「3分」なのでしょうか、「1分」でできれば待ち時間も短く喜ぶ人も多いのではないでしょうか。

「3分」の理由は、「1分で完成する麺を作ることはできるものの、それだけ麺が細くなり早くのびてしまう」ということにあるようです。また「空腹は最大の調味料」というように「3分待たされることで空腹感が高まり、よりおいしく食べられる効果がある」と食べる側の心理まで考えて「カップヌードル」は作られているのです。

日清食品の創業者、安藤百福氏は「単なるものであることを超え、ひとつの文化として受け入れられる商品を生み出すことは、利益だけを求める姿勢からは生まれません」という言葉を残したように、カップヌードルに隠された細やかな「違い」が日本だけでなく世界でも愛される「カップヌードル」の秘訣なのかもしれません。

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