平成27年度の新入社員は「消せるボールペン型」

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突然だが想像してみてほしい。
どんなタイプであれ、未来を担うのは彼らであるということを。

公益財団法人日本生産性本部は2015年の新入社員のタイプについて、「消せるボールペン型」と名付けています。見かけはありきたりなボールペンですが、書き直しができる機能を備え、変化に対応できる柔軟性を備えていることから名づけられています。

公益財団法人日本生産性本部では、毎年新入社員の特徴を分析して物などに例えて名付け、発表しています。昨年2014年は、「自動ブレーキ型」、一昨年2013年は「ロボット掃除機型」と名付けられていました。

2015年の新入社員について「消せるボールペン型」とした理由は、「見かけだけで判断して書き直しができるという機能、つまり変化に対応できる柔軟性を活用しなければもったいない」としています。

また注意点として、不用意に「熱を加える」指導を行うと、「色」という個性が消えてしまったり、使い勝手の良さで酷使すると、「インクが切れて」退職してしまう、と「消せるボールペン」の特徴になぞらえて表現しています。

公益財団法人日本生産性本部では、「新入社員の皆さんには、若いうちは何度でも『書き直し』ができると思って、失敗を恐れず、のびのびとチャレンジをして職業人としての経験を積んで欲しい。」としています。

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「消せるボールペン」

「消せるボールペン」は「パイロット」が「フリクションボール」として2006年でヨーロッパで先行販売、日本でも2007年から販売が開始されていました。

2014年には、累計販売本数が10億本を突破しており、先行販売からわずか9年弱で達成。年間500万本売れればヒット、1000万本売れれば大ヒットといわれるボールペン市場において、単純計算で1年に1億1000万本売り上げた「フリクションボール」がいかに飛び抜けているかは言うまでもありません。

パイロットのグループ会社である「パイロットインキ」がフリクションボールに使われている特殊インクの開発に成功し、特許を出願したのは1975年のことでした。

インクの開発から商品化に至るまで約30年もの年月を要した「消せるボールペン」はまだまだ発展していくことでしょう。

新入社員のネーミング一覧

公益財団法人日本生産性本部による過去の新入社員ネーミングの一覧です。

あなたが社会人になったときは、はたして何と表現されていたのでしょうか。

西暦 入社年度 タイプ 特徴
2014 平成26年度 自動ブレーキ型 知識豊富で敏感。就職活動も手堅く進め、そこそこの内定を得ると、壁にぶつかる前に活動を終了。何事も安全運転の傾向がある。人を傷つけない安心感はあるが、どこか馬力不足との声も。どんな環境でも自在に運転できるようになるには、高感度センサーを活用した開発(指導、育成)が必要。
2013 25 ロボット掃除機型 一見どれも均一的で区別がつきにくいが、部屋の隅々まで効率的に動き回り家事など時間の短縮に役立つ(就職活動期間が2か月短縮されたなかで、効率よく会社訪問をすることが求められた)。しかし段差(プレッシャー)に弱く、たまに行方不明になったり、裏返しになってもがき続けたりすることもある。能力を発揮させるには環境整備(職場のフォローや丁寧な育成)が必要。
2012 24 奇跡の一本松型 今のところは未知数だが、先輩の胸を借りる(接木)などしながらその個性や能力(種子や穂) を育てて行けば、やがてはどんな部署でもやっていける(移植)だろうし、他の仲間とつながって大きく育っていく(松原)だろう。
2011 23 (はやぶさ型) 宇宙探査機「はやぶさ」が7年にもおよぶ長旅から帰還したことが多くの人に感動を与えた。最初は音信不通になったり、制御不能になったりでハラハラさせられるが、長い目で見れば期待した成果をあげることができるだろう。あきらめずに根気よくシグナルを送り続けることが肝心だ。
2010 22 ETC型 性急に関係を築こうとすると直前まで心の「バー」が開かないので、スピードの出し過ぎにご用心。IT 活用には長けているが、人との直接的な対話がなくなるのが心配。
2009 21 エコバック型 環境問題(エコ)に関心が強く、節約志向(エコ)で無駄を嫌う傾向があり、折り目正しい。小さくたためて便利だが、使うときには大きく広げる(育成する)必要がある。
2008 20 カーリング型 働き易い環境作りとばかりにブラシでこすり続けねば、止まったり方向違いの恐れあり。楽勝就職の一方で先行き不安の試合展開は本人の意志(石)次第。
2007 19 デイトレーダー型 景気回復での大量採用は売り手市場を形成し、就職しても細かい損得勘定でネットを活用して銘柄(会社)を物色し続け、売買を繰り返す(転職)恐れあり。
2006 18 ブログ型 ネット上での交流で、他者に自己認知や共感を求めたがる一方で、他人の評価で萎縮しやすい傾向もあり、暖かい眼差しと共感が育成の鍵。
2005 17 発光ダイオード型 電流を通す(=ちゃんと指導する)と、きれいに光る(=いい仕事をする)が、決して熱くはならない(=冷めている)。
2004 16 ネットオークション型 ネット上で取引が始まり、良いものには人気が殺到しさっさと売れる一方で、PR不足による売れ残りも多数。一方で、ブランド名やアピールに釣られて高値で落札したものの、入手後にアテが外れることもある。
2003 15 カメラ付ケータイ型 その場で瞬時に情報を取り込み発信するセンスや処理能力を持ち、機能も豊富だが、経験や知識がなかなか蓄積されない。また、中高年者にとって使いこなしきれない側面もある。
2002 14 ボディピロー型(抱き付き枕) クッション性あり、等身大に近いので気分はいいが、上司・先輩が気ままに扱いすぎると、床に落ちたり(早期退職)、変形しやすいので、素材(新人の質)によっては、いろいろなメンテナンスが必要となる。
2001 13 キシリトールガム型 種類は豊富、価格も手ごろ。清潔イメージで虫歯(不祥事)予防に効果ありそうで、味は大差ない。
2000 12 栄養補助食品型 ビタミンやミネラル(語学力やパソコン活用能力)を豊富に含み、企業の体力増強に役立ちそうだが、直射日光(叱責)に弱く、賞味期限(試用期間)内に効果(ヤル気)が薄れることあり。
1999 11 形態安定シャツ型 防縮性、耐摩耗性の生地(新人)多く、ソフト仕上げで、丸洗い(厳しい研修・指導)OK。但し型崩れ防止アイロン(注意・指示)必要。
1998 10 再生紙型 無理な漂白(社風押し付け)はダイオキシンが出るが、脱墨技術(育成法)の向上次第で新タイプの紙(新入社員)として大いに市場価値あり。
1997 9 ボディシャンプー型 泡立ち(適応性)がよく、香り(個性)を楽しめるが、肌(会社体質)に会わないこともある。石鹸(従来社員)以外に肌を慣らすことも必要。
1996 8 床暖房型 断熱材(評価)をいれないと熱(やる気)が床下(社外)に逃げる。
1995 7 四コママンガ型 理解に時間がかからず傑作もある一方で市場にあふれているので安く調達できる。
1994 6 浄水器型 取り付け不十分だと臭くてまずいが、うまくいけば必需品。
1993 5 もつ鍋型 一見得体知れずで厄介だが、煮ても焼いても食えそう。
1992 4 バーコード型 読み取り機(上司)次第で、迅速・正確・詳細な処理可能。
1991 3 お仕立券付ワイシャツ型 価格高く仕立てに時間かかり、生地によっては困難。
1990 2 タイヤチェーン型 装着大変だが、装着の具合次第で安全・駆動力OK。
1989 平成元年度 液晶テレビ型 反応早いが、値段高く色不鮮明。改良次第で可能性大。
1988 昭和63年度 養殖ハマチ型 過保護で栄養分高いが、魚らしくピチピチしていない。
1987 62 テレフォンカード型 一定方向に入れないと作動しないし、仕事が終わるとうるさい。
1986 61 日替わり定食型 期待したわりには変わり映えせず、同じ材料の繰り返し。
1985 60 使い捨てカイロ型 もまないと熱くならず、扱い方もむずかしい。
1984 59 コピー食品型 外見のみ本物風で手間いらずだが、歯ごたえなく栄養も心配。
1983 58 麻雀牌型 大きさと形同じで並べやすいが、中身はわからず。
1982 57 瞬間湯沸かし器型 新式と旧式の二種類存在し、反応・熱意が正反対。
1981 56 漢方薬型 煎じ方悪ければ、効き目なく副作用生じる。
1980 55 コインロッカー型 小じんまりと画一的で、外見も反応もすべて同じ。
1979 54 お子様ランチ型 何でも揃って綺麗だが、幼さ抜けず歯ごたえなし。
1978 53 カラオケ型 伴奏ばかりで他と音程合わず。不景気な歌に素直。
1977 52 人工芝型 見た目きれいで根が生えず、夜のネオンでよみがえる。
1976 51 たいやきクン型 頭から尾まで過保護のアンコがギッシリ。
1975 50 カモメのジョナサン型 群れから外れやすく上空からしらけた眼で見ている。一方でめざとい。
1974 49 ムーミン型 人畜無害でおとなしいが、大人か子供か得体知れず。
1973 48 パンダ型 おとなしく可愛いが、人になつかず世話が大変。
  • 昭和48年度から平成14年度までは、現代コミュニケーション・センターが命名・発表。
  • 平成23年は東日本大震災の発生により発表を見送った。

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