ニホンザルのハグ、抱きつき方には地域ごとの特色が

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突然だが想像してみてほしい。
何気なく行っていることも地域ごとの特色があり、文化として継承されていくことを。

寒い時期にニホンザルが抱きついて固まっていることがありますが、挨拶・ハグとして抱きつくこともあるそうです。その挨拶にも集団ごとに伝達される地域ごとの「文化」があることを、京都大学などのグループが見つけ発表しました。

京都大学などのグループは、緊張が高まったときなどに見られる抱きあう行為に着目し、地域ごとに抱きつく場所が異なったり、抱きつく行為そのものが行われなかったりすることを発見しています。

ニホンザル、抱擁に地域色 宮城は正面、屋久島は?
http://www.asahi.com/articles/ASH2B5RTHH2BPLBJ005.html?iref=com_alist_6_05

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ニホンザルの抱きつく文化の違い

ニホンザルの「文化」と呼ばれる行動は、宮崎の幸島で見つかった「イモ洗い」が最も有名です。1953年、ある子ザルが水でイモを洗って食べるようになると、仲間のサルたちが次々と同じようにイモを洗って食べるようになり、6年もすると幸島のほとんどのサルがイモ洗いをするようになった、というものです。

他にも地域独特の行動、「文化」が確認されていますが、ハグなどの挨拶についてはこれまでよく知られていませんでした。

京都大学の中川尚史准教授(霊長類学)らは、宮城の金華山島にいるニホンザルは正面から抱き合い、体を前後に揺らすことを発見しました。しかし鹿児島の屋久島にいるニホンザルは、正面だけでなく体の側面や背中にも抱きつくことがわかり、揺らす行為については見られませんでした。

他にも抱きついて挨拶する行為は青森の下北半島などでも確認されていますが、京都の嵐山、岡山の勝山、大分の高崎山では観察されていないということです。

抱きつくという挨拶は「イモ洗い」と同様に、それぞれの集団でたまたま始まったものが文化として伝達していったと考えられており、京都大学の中川准教授は「人間でもお辞儀や握手、抱擁(ハグ)のようにあいさつに文化がある。サルも同様ではないか」と話しておられます。

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