「ガラホ」市場規模は1000万台、ガラケー利用者が移行か

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突然だが想像してみてほしい。
「ガラケー」は衰えず、「ガラホ」として新たな命を吹き込まれる。

スマートフォンと同じAndroid OSを搭載しながらも、従来型の携帯電話である「ガラケー」と同じ使い勝手を持つ端末「ガラホ」が増え始めています。スマートフォンのタッチパネル操作に馴染めないユーザーでも「LINE」などの専用アプリを簡単に使用できる利点があります。

「ガラケー」は根強い人気がある一方で、部品の調達が難しくなりつつある状況で、携帯キャリア各社は「ガラホ」への移行を促していく意向です。

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NTTドコモから「ガラホ」発売

NTTドコモでは6月19日にドコモ初の「ガラホ」となる、富士通製「Arrows F-05G」を発売します。スマートフォンで多く採用されているAndroid OSを搭載しており、LINEも標準で使用できるようになっています。

しかしスマートフォンとは異なりタッチパネル方式ではなくダイヤルなどの物理ボタンで操作するようになっており、連続930時間の連続待受が可能となっているなど、「ガラケー」の良さをそのまま残していることも大きな特徴です。

2月に初めて「ガラホ」を市場に投入したKDDIでは第2弾として、高速通信回線「LTE」に対応したシャープ「AQUOS K」を7月にも販売する予定で、夏モデルでは「ガラホ」の投入を見送ったソフトバンクも年内には発売を予定しており、大手3社から「ガラホ」が発売されることになります。

日本で独自に機能を発展させてきたことから「ガラパゴスケータイ」(ガラケー)と呼ばれてきた従来型の携帯端末は、これまで新機種の開発を大手通信キャリアと国内メーカーが共同で行ってきました。

しかし、多額の開発費や市場の成熟を背景にメーカーの撤退や集約が進んだことに加え、端末の需要も世界的にスマートフォンへと移行してきた結果、ガラケーに対応した部品や技術者が減少し、新機種の開発が難しくなっています。

市場は縮小傾向とはいえ、長年親しまれてきたガラケー人気は衰えず、MM総研の調査では2014年度の国内出荷台数は前年度比6%増の1040万台と7年ぶりに増加。富士通では「スマートフォンへの買い替えは一巡した。法人需要も底堅く、市場規模は年間1000万台前後で推移するだろう」と今後も一定の需要があることを確信しています。

2月に発売したKDDIの「ガラホ」は「40~50代のユーザーを中心に好評」としており、ドコモの加藤薫社長は「今後も従来型携帯の発売を続けていく」と強調しています。

メーカー、携帯キャリアの競争は、充実したスマートフォンへのコンテンツやサービスと、ガラケーの使い勝手の良さを組み合わせた「ガラホ」に適したものを提供していけるかが焦点となりそうです。

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