MLB「Stapcast」トラッキングシステム導入で選手の動きを数値化

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突然だが想像してみてほしい。
スポーツ観戦の仕方が大きく変わっていくことになるということを。

アメリカ大リーグでは4月21日から、「Statcast」と呼ばれる技術を本格的に導入しました。「Statcast」はサッカーでも導入されている「トラッキングシステム」で、試合中の全選手の動きを細かく解析し、各選手の動きを数値化するものです。

たとえば投手であれば投球したボールの初速や終速から回転率、打者であればバットの角度や打球の飛距離から滞空時間、走者であれば盗塁の際のスピードや歩数、守備であればがボールをキャッチする際の経路や距離から打球を追う加速度などが瞬時に明らかになります。

守備の選手が簡単にフライをとった、などというなんてことないプレーも、実は野手が打球をかなりのスピードで追い、最短距離で追いかけていたからだ、というような見る側の楽しみが増える革新的な技術だと言えるでしょう。

一方で選手にとっては気が抜けないシステムだと言えそうです。

イチロー選手もレーザービームに代表される外野守備、警戒される中での盗塁など41歳とは思えない活躍を続けていますが、「Statcast」でそのデータを見てみたいものです。

トラッキングシステムで宇佐美貴史選手のハリル効果を実証
突然だが想像してみてほしい。 ボールのないところでの動きをみてみるのもサッカーの醍醐味。 Jリーグでは2015年シーズンよりJ1の全試合で「トラッキングシステム」を導入しています。「トラッキングシステム」はリーガ・エスパニョーラ、ブンデスリーガ、プレミアリーグなど...

MLB.com Statcast

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「Statcast」

アメリカの「Yahoo Sports」では「Statcastは居間にいながらデータ野球が楽しめる」と題して、「Stapcast」を紹介し、守備の名選手の一見何気ないプレーをStapcastは明らかにすると紹介しました。

Stapcastは瞬時にデータを表示することが可能ですが、個々の選手のプレーデータが蓄積されることにより、どの外野手が守備位置から捕球地点まで最も速く走るか、どの遊撃手や三塁手の一塁送球が最高速度を出すか、どの捕手が盗塁阻止のための送球が一番速いかなど、各球団のスコアラー部門が苦労して集めたデータを家庭でも瞬時に見ることができるようになります。

「スポルティング ニュース」ではメジャーリーグ首脳のコメントとして、「われわれの希望は野球にとって、過去50年にわたり見てきたプレーにも活用できる」と強調しています。

「Yahoo Sports」では、「まだ100%の信頼が置けるとは言い切れないが、いくつかのアイデアはみつかった。MLBネットワークだけでなく、今後、全国ネットのテレビ局やローカルのケーブル局までこの手法が広がることをMLBは期待している」としています。

「Stapcast」はテレビでのスポーツ観戦を一変させるものとなりそうです。

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