「007」ジェームズ・ボンド所属の英国情報機関が育児情報サイトに求人広告掲載

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突然だが想像してみてほしい。
イギリス国籍のある女性で、スパイに興味のある方はいませんか。

イギリスの情報機関のひとつである秘密情報部(SIS=通称「MI6」)は、イギリス国内の育児情報サイト「Mumsnet」に人材募集の広告を掲載し、話題となっています。

対象となるのはイギリス国籍を持ち、想像力、洞察力、好奇心、共感や直感の重要性が求める資質として強調されています。また、人生経験が豊富で分別ある人材であること、勤務地はロンドンを基本としながらも海外勤務の可能性も示されています。

育児情報サイト「Mumsnet」の担当者は、MI6の人材募集の広告はユーザーからの反応が大きく、他の人材募集広告よりも多い希望者が集まっているとコメントしています。

また、「母親は男性と同じように論理的な分析能力を持ち、日常的に直感や共感、感情的な抑制を働かせている。MI6が母親を人材として求めるのはこの資質のためだろう」と指摘し、「母親はこどもを見張るために、後頭部にも目を備えている」として、情報機関で果たせる役割に期待しているのではないかとしています。

「Mumsnet」に掲載された「MI6」の人材募集広告についてユーザーからは様々な反応が寄せられており、「日常の子育てと並行して情報機関で働くのは無理だ」、「会話のすべてを覚えられる記憶力を持っていてスパイになる自信があるが、車の運転は出来ない」などの意見が集まりました。

現在、イギリスの情報機関では女性が占める割合は約3分の1で、イギリス議会の委員会では「情報機関の人員は、資質や能力に関係なく男性に大幅に偏っている」と警告しており、「Mumsnet」を通じて人材を確保するように促していました。

委員会の委員長を務める議員は2015年3月、「女性を増やすことにより多様性が保たれ情報分析能力が向上される。これは、イギリスが直面している多くの脅威への対応の改善につながる」と発表していました。

Mi6 The Secret Intelligence Service:Mumsnet

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MI6

「MI6(Military Intelligence 6)」はイギリスの情報機関で、イギリス情報局秘密情報部「SIS(Secret Intelligence Service)」の通称で、映画「007」シリーズの主人公である「ジェームズ・ボンド」は、「MI6」に所属する諜報員という設定でも有名です。

「MI6」は外務省管轄の情報機関として、海外での情報活動を専門に行うとされています。アメリカとソビエト連邦の冷戦が終結する状況下で、「開かれた政府」を標榜したジョン・メージャー首相により、1993年5月に「MI6」の存在は初めて公に認められました。

もうひとつの情報機関である保安局「SS」(Security Service)は通称「MI5」(Military Intelligence Section 5)と呼ばれ、国内の治安維持活動を担当し、国内のスパイ摘発をおもな任務としています。

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