国際宇宙ステーション(ISS)からロンドンマラソンへ参加へ

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突然だが想像してみてほしい。
宇宙からロンドンマラソンに参加、果たして結果は。

国際宇宙ステーション(ISS)に12月15日から半年間滞在する予定のイギリス人宇宙飛行士ティム・ピーク氏(43)は、2016年4月25日に行われるロンドンマラソンに宇宙から参加すると発表しました。

地上から約400キロ上空を秒速7.7km(時速2万7700キロ)で地球を周回する国際宇宙ステーション内で、ランニングマシンを使用してロンドンマラソンに参加するとしており、イギリスのチャールズ皇太子が創設した慈善団体の啓発活動の一環だとしています。

ランニングマシンの前には大型スクリーンを設置、ロンドンマラソンのコース動画が放映され、無重力化でのランニングに対応するために、体はマシンとベルトで固定される予定です。

ティム・ピーク氏は1999年に参加したロンドンマラソンを3時間18分50秒で完走した記録を持っており、今回の参加では6月の地球帰還に支障が出ないように地上から医療チームが健康状態を観察するとしており、ティム・ピーク氏は「自己ベストは更新できないだろうが、3時間半~4時間で完走したい」と抱負を語っています。

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国際宇宙ステーションでの実験

地上から約400キロ上空を飛行する国際宇宙ステーション(ISS)は、微小重力、宇宙放射線、広大な視野、高真空、豊富な太陽エネルギーなど、地上とは全く異なる特殊な環境に置かれているほか、地球や天体を観測するための良好な視野など、地上では容易に得ることのできない特徴があり、その環境を利用して、非常に広範な分野にわたる研究や実験、観測などを行うことができます。

日本でも国際宇宙ステーションの実験棟「きぼう」を2008年8月から運用開始しており、この宇宙環境を活かした様々な実験が行われており、産業競争力の強化や、暮らしを豊かにする役割が期待されています。

実験棟「きぼう」では、微小重力環境を利用してコンピュータや携帯電話などに使われる半導体などの有用な材料の製造プロセス改良につながる物理現象の基礎的なメカニズムを観察したり、生物の発生・成長・世代交代などに重力や宇宙放射線が与える影響などが調べられているほか、タンパク質の高品質な結晶生成や、ナノ材料の創成などについて、産業界、研究機関と連携して宇宙を利用した研究開発が実施されています。

また、重力のない宇宙環境では、体を支える必要がないため、骨や筋肉が地上の何倍ものスピードで衰えていくことから、宇宙飛行士の健康管理や健康維持のために開発された技術や蓄積された情報が、宇宙での生活だけでなく、地上で暮らす人々のためにも役立つとされています。

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