低年齢化する化粧・美容に警鐘!10代半ばで皮膚の老化現象も

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突然だが想像してみてほしい。
こどもはあなたの着せ替え人形ではありません。

どうみても小・中学生なのに染めた髪の毛を巻いてばっちりと化粧をしているこどもたちを見かけることがあります。もちろんお洒落に興味を持つことは問題ありませんが、髪の毛を染めたり化粧についてはこどもの皮膚にはけして良いものだとは言えません。

また、化粧や美容といったことに対する低年齢化が進む中で、格安で販売されこどもでも簡単に手に入れることができる製品には安全性が疑問視されるものがあるなど危険は山積みです。

そんな状況でも、小学生や10代に向けたファッション雑誌にはメイク方法が掲載されているものも多く、中には「小顔になれるマッサージ」や「むくみを取る」、「フェイスラインをリフトアップ」など大人顔負けの企画まで展開されています。

そうした雑誌の企画や、一般のユーザらがYoutubeなどを通じてメイク方法を伝授する動画が人気を得ていたり、こどもの「美意識」は高まるばかりです。

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皮膚科医が抱く危機感

東京都内のある大学病院皮膚科の医師は「最近、患者さんを見てつくづく思うのは、15~16歳の女性の顔の肌の変化です。皮膚の張りがなくなり、中高年のようにカサカサの肌になっています。老化がすでに始まっているのでしょうね」と語り、このような患者の多くは小学生低学年の頃から化粧をしていたこどもが多いとしています。

化粧の低年齢化が目立つ中、小学校低学年でも化粧をしているこどもは珍しくなく、茶髪にピアス、マニキュアにばっちりメイクをした姿も見られ、100円ショップなどで海外製の化粧品が多く並び、こどもたちで賑わっています。

100円ショップの化粧品売り場にはファンデーション、口紅、アイシャドー、チークなどひととおりの化粧品が並び、こどものお小遣いでも気軽に購入できることが人気の秘密でしょう。

しかし、皮膚科に来ている15~16歳の患者は、こうした化粧品を小・中学生のころからよく使用していたといい、新陳代謝がもっとも活発で皮膚細胞も常に若々しい時期に何種類もの化学物質を混ぜ固めた化粧品を使用することで十代半ばにして肌の老化現象がみられているのだといいます。

また、東京都では大人の化粧品もこども用と謳う化粧品でも成分は同じであると2008年に発表しています。加えて、100円ショップで売られている化粧品には危険な成分が含まれているものがかなりあるとされており、発がん性が指摘される合成着色料を使用した化粧品もあるほか、防腐剤や殺菌剤を使用していると思われるのに一切の成分表示がなされていない製品も見受けられます。

美容師が抱く危機感

大阪市のヘアスタイリストは、「カラーはやめてあげてと、叫びたくなります」と話します。「最近ではカラー剤の品質もよくなっているのですが、やはりこどもの薄くてやわらかい皮膚には刺激が強すぎます」としながらも、まれにこどもにカラーやパーマを注文する親も訪れるといいます。

「やんわりお断りするのですが、どうしても納得されないお客さまもいます…」

そして、強硬に断ることで市販のカラー剤やパーマ液を使って自己流でされるよりはと考え、地肌に液剤がつかないように細心の注意を払って施術したといいます。

消費者安全調査委員会は2015年10月、ヘアカラーや白髪染めなど医薬部外品の染毛剤で起きるアレルギーなど皮膚障害に関する報告書を公表しました。

激しいかぶれやただれなどの染毛剤による被害相談は後を絶たず、消費者庁には2014度までの5年間で1千件を超える被害相談事例が寄せられています。

報告書によると、染毛剤の主成分「パラフェニレンジアミン」などを原因として、頭皮や首、顔にアレルギー性や刺激性の皮膚炎が起こり得るとされ、突然発症することもありこどものころから継続して使用し、回数が増えることでアレルギーになるリスクが高まる可能性もあるとしています。

このことから、ヘアカラー、パーマについて「大人でも注意が必要」と先のスタイリストは警告しています。

東京都ではこども用化粧品は大人用化粧品と成分は同じであることから取り扱いに注意することに加え、こどもの染毛剤の使用は止めることなどを保護者に注意喚起し、あわせて一度アレルギーが出てしまうと次に同じ症状が出る危険性が高くなることを発表しています。

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