麻雀はギャンブル志向からの脱却でコミュニケーションツールに

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突然だが想像してみてほしい。
頭と手を使い知的ゲームとして新たな出発をする麻雀。

麻雀というと、お金を賭けて楽しむギャンブルの一種というイメージが抱かれています。昭和の時代には趣味のひとつにも数えられた麻雀もブームは去り、雀荘や麻雀専門誌などは減少傾向にありますが、近年ではコンピュータとの対戦やインターネットでのオンライン麻雀が普及してきており、新たな若い世代も麻雀を楽しんでいます。

また、麻雀には効率性を思考することや指先の運動により認知症の予防にも役立つという説もあり、ギャンブル志向ではないエンターテインメント志向が強まってきているのかもしれません。

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IT企業に麻雀部増加中

10月10日に東京都内の麻雀店で、IT系企業の麻雀ファンを集めた大会「第2回グラスタ杯 IT最強位決定戦」が開催されました。「IT」と名付けられておりインターネットでの麻雀が連想されますが、この大会は実際に顔を付き合わせての対戦で104名が参加、決勝戦ともなると多くの参加者が固唾をのんで勝敗の行方を見守りました。

かつての企業にはスポーツを始めとした、社員が参加する行事や部活動が行われていましたが、近年の個人主義やプライベートな時間を大切にするという風潮からか、企業における社内行事や部活動は減りつつあります。

そんな中、IT系企業では「麻雀部」をつくるところが増えているといい、最もたるところは社長の藤田晋氏自らが麻雀専門番組にも出演するほど熱心なサイバーエージェントです。

サイバーエージェントに麻雀部ができたのは2015年1月のことで、競技志向の人や初心者もあわせ、現在では150人を超える部員が在籍しているといいます。

サイバーエージェント麻雀部が2月から始めた企業対抗戦はすでに10回の開催を超え、年末にも対戦予定や依頼が続いているといい、「社員数がとても増えているが麻雀部のおかげで横のつながりも増えた」と、麻雀を楽しみながらも社内・社外での交流に役立っていると麻雀部の部長は実感しています。

学生は夜通しで徹夜麻雀「徹マン」を行い、サラリーマンは仕事帰りに先輩が後輩を強引に誘う、などのイメージに加え、ギャンブル要素も強いことから麻雀に悪い印象を持つ人は少なくないでしょう。

今回行われた「グラスタ杯」では、賞品はなく優勝者に贈られるのは「麻雀が強い」という名誉のみながら、100人を超える参加者が集まり、対局前後には名刺交換を行うなど交流が生まれています。

大会を主催したのはIT系企業業界誌「グラスタ」を発行しているグラニ。グラニの相川雄太取締役副社長は「IT系の企業のみなさんが交流できる何か行事をやりたいと思っていて、麻雀にしました。日頃、自分が行く渋谷の店にも、若い人はとても多かったので、イベントにすればそれなりに集まる手応えはありました」と明かしています。

ギャンブル志向からの脱却

コンピュータとの対戦やインターネットでのオンライン麻雀が普及してきたことで、新たな若い世代も麻雀を楽むようになってきています。

仲間内での対局では初心者がいれば上級者が教え、上級者同士が集えばプロに指導を受けるなど、ギャンブルの要素は存在せず、麻雀を純粋に楽しむという意識はかつて麻雀を嗜んだ中高年には馴染みがないかもしれませんが、若い世代は麻雀を楽しみ、コミュニケーションツールとして活用しています。

今後もこれまで以上にインターネットでのオンライン麻雀を楽しむ人が増えることが期待されており、麻雀業界ではオンラインに集まった人を現実の麻雀へ移行できるかが課題です。

そのためにもギャンブル志向が取り除かれ、人との交流もできる純粋な知的ゲームのひとつとして取り組まれている今こそが大きなチャンスだと言えるでしょう。

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