リオデジャネイロオリンピックの治安対策で「交番制度」導入

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突然だが想像してみてほしい。
意識せずとも身近に安全を守る人がいるというのは安心である。

2016年にブラジル・リオデジャネイロで開かれるオリンピックの観光客安全対策として、日本の支援を受けた交番制度が導入されることになりました。

リオデジャネイロでは、2014年の強盗発生件数が2年前の2012年から比べて5割以上増加するなど犯罪が多発しており、2016年のオリンピックで訪れる海外からの観光客の安全を守るかが大きな課題として挙げられています。

治安を担うリオデジャネイロ州警察は安全対策としてJICA(国際協力機構)の支援を受け、日本の交番制度を導入することを決定しています。

リオデジャネイロでは、オリンピック会場となるコパカバーナ地区やバッハ地区など市内の8か所に日本の交番をモデルとした、英語や日本語を話すことができる警察官を24時間体制で駐在する拠点が設置される予定です。

リオデジャネイロの第1号となる「交番」はコパカバーナ地区に設置され、2015年10月をめどに整備が進められており、2015年内に5か所、2016年のオリンピック開催までに残り3か所が整備されるということです。

ブラジルでは、サンパウロなどで日本の支援を受けて設置された交番制度に基づく拠点が犯罪抑止に一定の成果を挙げており、2016年のオリンピックに向けて観光客の安全対策として期待されています。

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交番制度は日本で始まった

「交番」は市街地の各所に警察官の詰め所を設け、交番を中心に周辺地域の治安維持と住民の利便を図るもので、「交代で番をする」ところであることから「交番」と呼ばれています。

日本の治安が良好な要因のひとつとして、交番にあるのではないかとして他国からの注目は高まっています。

交番制度は、1874年(明治7)に日本(東京)で生まれました。

当初は建物はなく、街中の交差点など特定の場所に警察署から出向くなどしてパトロールしていましたが、「交番所」を設置し周辺地域の治安を守る拠点としました。

1881年(明治14)には、「交番所」は「派出所」に名称が変更され、1888年(明治21)には全国に派出所が配置されるようになっていきます。

その後、「交番」という名称が市民の間に定着し、国際語としてもそのまま通用するほどになっていることから1994年(平成6)に「派出所」の正式名称を「交番」(KOBAN)と決定しました。

現在では専門家を海外に派遣し技術支援を行うなど交番制度の輸出が進んでおり、地域住民の安全を守るために日本警察が作った世界に誇るシステムとして、日本警察の大きな特徴となっています。

2005年に交番制度を導入したブラジル・サンパウロ州では、殺人事件などの犯罪が大幅に減少する効果を挙げており、ブラジル政府は「(交番制度は)治安改善の切り札」として全土に広げる考えを示していました。

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