緒方亜香里・田知本遥ドーピング違反の恐れでオリンピックは

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突然だが想像してみてほしい。
トップアスリートは自分の体調管理も万全である必要があるということを。

全日本柔道連盟は女子78キロ級の緒方亜香里選手(24)、70キロ級の田知本遥選手(24)の両選手について、市販の風邪薬を服用したことによるドーピング違反の恐れがあったことで「強化選手としての義務を怠った」として、強化指定を解除する方針であることを示しました。

緒方亜香里選手と田知本遥選手はドイツ・デュッセルドルフで行われたグランプリ大会(2月20日~22日)に出場を予定していましたが、体調不良のため服用した市販の風邪薬がドーピング違反の恐れがあるとして欠場していました。

全日本柔道連盟では体重超過による失格など負傷や病気以外で欠場した場合は強化指定除外などのペナルティーを科しており、緒方・田知本選手への処分は3月5日の強化委員会で協議されます。

緒方・田知本選手はロンドンオリンピック代表にも選ばれた実力者ですが、強化指定解除となれば4月に行われる全日本選抜体重別への出場が不可能となり、8月の世界選手権への道が絶たれることになります。

また一線級選手の失態を重くみて、強化指定除外期間を1年間以上とする可能性も示唆されており、長期となれば、2016年のリオデジャネイロオリンピック出場が事実上不可能となります。

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ドーピング違反の恐れ

緒方亜香里選手は日本を出発する前から、田知本遥選手はドイツで緒方選手と同部屋になり、それぞれ市販の風邪薬を服用していました。禁止薬物はメチルエフェドリンで、そのまま試合に出場していた場合には、長期間の出場停止処分が下されていた可能性もあります。

チーム内での検討した結果、緒方・田知本選手は大会前日に棄権することになりましたが、全日本女子の南條充寿監督は「強化選手としての義務を怠った。いろいろな処分の選択肢がある」と話しており、厳罰が下される可能性があります。

メチルエフェドリン

メチルエフェドリンは気管を広げ、咳を止める薬として市販の風邪薬(エスタックイブ、改源、コンタック総合感冒薬、コルゲンコーワET、ジキニンC、新ルルA錠、パブロン、プレナール風邪錠、ベンザエースカプセルなど)にも含有されています。

メチルエフェドリンは、商品名を見る限り有名なほとんどの市販風邪薬に含有している成分であり、興奮作用があるとされているためにドーピング禁止薬物に指定されています。このため、「うっかりドーピング」として意図しないドーピングとしてしばしば事例が上がります。

3/5 緒方亜香里・田知本遥選手に警告処分

全日本柔道連盟は3月5日に開かれた強化委員会で、女子78キロ級の緒方亜香里選手(了徳寺学園職)と70キロ級の田知本遥選手(ALSOK)を「警告」処分とすることを決めました。

全日本柔道連盟の懲罰規定は、程度の軽いものから「注意」、「警告」、「登録停止」、「除名」となっています。

委員会では減量に失敗し大会に出場できなかった場合、強化指定を外す取り決めをしていました。しかし、委員会では「減量の話とはレベルが違う」との意見が挙がり、強化指定が外れることはありませんでした。

山下泰裕副会長は「我々の感覚では計量失敗の方がはるかに大きい。計量失敗は自己管理能力不足であり、今回は知識不足の過失。全然重さが違うと思う」と話しています。

今回の決定を受け、4月4日からの全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)には予定通りに出場することが可能となりました。

両選手には、汚名返上・名誉挽回を期待したいところです。

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コメント

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