政府によるウェブサイトの検閲を示すHTTPステータスコード「451」が承認

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突然だが想像してみてほしい。
馴染みある「404」のほか、「451」が登場。

ウェブサイトを閲覧しているとき、「404 Not Found」や「403 Forbidden」といったエラーコードが表示されたページを見たことがある人は多いでしょう。「404」は該当ページが削除されたなどの理由により表示できないことを示すものですが、新たに「451」という「政治的検閲による閲覧禁止」を示すエラーが追加されました。

インターネットでは「404」や「403」といったエラーコードのほかにも100番台から500番台までのステータスコードが利用されており、ウェブサーバ側とパソコンやスマートフォンなどサイトを閲覧する端末との間で情報をやり取りしています。

今回、新たに追加されることになった「451」は、インターネット技術の標準化組織Internet Engineering Steering Group(IESG)により、技術的な理由で表示されないウェブページと、検閲など他の理由でアクセスできないウェブページを区別する新しいHTTPステータスコードとして承認されました。

ウェブサイトの検閲というと日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、ヨーロッパでは著作権を侵害するものなど海賊版コンテンツにリンクするウェブサイトへのアクセスを禁じるようにインターネットサービスプロバイダに強制していたり、中国では「万里のファイアウォール」によりウェブサイトの閲覧に厳しい制限を設けていることが知られています。

すでに「451エラー」は有効化されており、利用可能な状態となっています。

HTTPステータスコード:ウィキペディア

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「451エラー」

新しいHTTPステータスコードである「451」という番号は、書物が厳しく禁じられた未来社会を描いたレイ・ブラッドベリの古典的SF小説「華氏451度」に由来したもので、政治的検閲による閲覧禁止を示しています。

これまでにも政治的な検閲により表示できないページについては、「403 Forbidden」という「アクセスする権利がない」という状態のエラーコードを表示していましたが、技術的なトラブルの可能性も含まれることに加え、どのような理由でアクセスが禁止されているかまでは表示されませんでした。

新たに加えられた「451」というエラーコードにより、ウェブサイトが閲覧できない理由が技術的な問題なのか、政治的な検閲によるものかを見分けられることになります。

しかし、検閲されていることを示す「451エラー」の使用を一部政府が却下する可能性も十分に考えられますが、インターネット技術の標準化を推進する任意団体Internet Engineering Task Force(IETF)のHTTPワーキンググループの責任者Mark Nottingham氏は、「政府が『我々は国民を監視している』」というメッセージを送ることと同じ意味を持つため、同様に有効である」としています。

Why 451?:mnot’s blog

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