白毛馬ブチコは「神の産物」桜花賞をめざしチューリップ賞

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突然だが想像してみてほしい。
白毛に斑模様の競走馬がG1を目指したステップレースに登場します。

斑模様で人気の白毛馬「ブチコ」が、3月7日に阪神競馬場で行われる「チューリップ賞」(G3、芝1600m)に武豊騎手とのコンビで出走します。チューリップ賞では3着まで入るとG1「桜花賞」の優先出走権が与えられます。

「ブチコ」の大きな特徴は、「101匹わんちゃん」で知られるダルメシアンのような黒っぽいぶち模様。競走馬の遺伝子研究の第一人者である戸崎晃明博士は「ブチコ」を「神の産物」と評しています。

白毛以外の毛色の遺伝メカニズムは、科学的におおむね解明されていると言い、白毛に関しても少しずつ解明が進んでおり、ブチコの系統については特定の遺伝子の変異によって白毛になることがわかっています。

しかし、白毛全般については未解明の部分も多く、「ブチコ」のような斑模様が出現することについて、戸崎晃明博士は「偶然に、色素細胞の一部が表皮に出たものと思われます。メカニズムがあるかもしれませんが、まだ明らかとなっていません」と話しています。

「ブチコ」の姉「マーブルケーキ」や1歳の弟(いずれも白毛)にも斑模様がみられるということですが、「ブチコ」のように黒ぶちではなく薄茶色の斑模様をしています。

斑の色が異なるのは「本来の個体が持つ色の違いが原因」といい、白毛馬は色素細胞が表皮に到達しないために生まれつき色が白くなりますが、潜在的には色素を作る能力は持っており、「ブチコ」は黒色色素が強く、「マーブルケーキ」は黄色色素が強いために斑模様の色が異なっていると考えられています。

「ブチコ」の姉「ユキチャン」は重賞を3勝するなど、白毛一族での出世頭となりましたが、「ブチコ」もまずは重賞レースでの好走を期待したいところですね。

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ブチコ

2012年4月27日に北海道安平町のノーザンファームで生まれました。父はキングカメハメハ、母はシラユキユメです。栗東の音無秀孝厩舎に所属しており、馬主は金子真人HDです。

2014年10月25日にデビューし、現在まで5戦2勝。総収得賞金1,565万円となっています。

日付 レース 距離 人気 着順 騎手
2014/10/25 2歳新馬 芝1600m 3 5 浜中俊
2014/11/16 2歳未勝利 芝1600m 4 2 浜中俊
2014/12/13 2歳未勝利 芝1600m 1 4 浜中俊
2015/1/10 2歳未勝利 ダ1800m 2 1 岩田康誠
2015/2/1 3歳500万下 ダ1800m 1 1 岩田康誠

デビューから3戦目までは芝を使うも惜しくも勝ちきれず、音無調教師ら陣営により「まずは初勝利を」との思いからダートに挑戦。3番手から持ったまま8馬身差のつける快勝を見せ初勝利を挙げると、続く500万クラスも3馬身半差をつけダートでは力が抜けているところを見せました。

勢いに乗って再度、芝レース、しかも重賞に挑戦することになりますが、音無調教師は「芝よりダートの方が走るのかもしれない。ただデビュー当時に比べ、稽古で力強い動きをしている。(芝が)全然ダメということではない。ファンも多い馬だし、何とか桜花賞の権利を獲れれば」とデビュー当時とは違い、芝でも能力を見せられると期待を寄せています。

初コンビを組む武豊騎手は調教後、「姉(ユキチャン)は明らかにダートだったけど、この馬は芝でもやれそうな感じ」と好感触を得た様子を話しています。

橋本真助手の斑模様衣装

パドックでは担当されている橋本真助手が、毎回異なる斑模様の衣装を身に着けて登場することでも注目が集まっています。

  • 新馬戦 ワイシャツ
  • 2戦目 ネクタイ
  • 3戦目 マフラー
  • 4戦目 ヘルメット
  • 5戦目 手袋

「ブチコ」だけでなく、橋本真助手がどの部分を斑模様にしてくるか、パドックも注目してみてはいかがでしょうか。

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