突然だが想像してみてほしい。
健康は自分自身で積極的に管理していく必要がある。
KDDIは8月27日から、一般的な健康診断と同等の血液検査が自宅で受けらるセルフ健康チェックサービス「スマホdeドック」を個人向けに提供することを発表しています。
「スマホdeドック」では、厚生労働省承認の専用血液検査キットを用いて0.065ミリリットルの血液を指先から採取し検査センターへと送付すると、約1~2週間で結果がわかりスマートフォンやパソコンから閲覧することができます。
検査項目は脂質代謝、肝機能、糖代謝、腎機能、栄養状態、尿酸と一般的な健康診断と同様の14項目が検査され、オンライン病気辞典を手掛けるメドレーと提携し、検査結果に応じてリスクのある病気が表示され、医師による病気に対する情報やアドバイスが確認できます。
価格は4,980円(税別)で、auの利用者でなくても利用することが可能となっており、一部の自治体では無料で利用することができるようになっています。
「スマホdeドック」の利用方法
「スマホdeドック」の利用は、専用フォームに氏名、メールアドレス、住所、支払方法を入力すると、約1週間で厚生労働省が承認した専用の血液検査キットが自宅に送付されます。
次に、血液検査キットに含まれる専用器具で指先を出血させ、吸引機で血液を吸い取り専用ボトルに落とし、採決済みボトルを検査センターへと郵送します。
採決ボトルを郵送後、約1~2週間で検査完了のお知らせがメールで届き、結果はスマートフォンやパソコンから確認できるようになっています。
「スマホdeドック」で検査できるもの
血液の検査項目は次の6分類14項目で、一般的な健康診断と同様の検査項目です。
脂質代謝
- 中性脂肪
- 総コレステロール
- LDLコレステロール
- HDLコレステロール
脂質代謝の数値が悪化すると、血管内の炎症が起こりやすくなり、動脈硬化などのリスクが高まります。
肝機能
- AST(GOT)
- ALT(GPT)
- γ-GT(γ-GTP)
肝機能の数値が悪化すると、肝機能の悪化が進み、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変などのリスクが高まります。
糖代謝
- 血糖
- HbAlc
糖代謝の数値が悪化すると、糖尿病が進行し、合併症である心筋梗塞、脳梗塞、腎障害などのリスクが高まります。
腎機能
- クレアチニン
- 尿素窒素
腎機能の数値が悪化すると、腎機能の悪化が進み、急性腎炎、慢性腎炎、腎不全などのリスクが高まります。
栄養状態
- 総タンパク
- アルブミン
栄養状態の数値が悪化すると、栄養不良の状態となり、体力低下や免疫力低下などのリスクが高まります。
尿酸
- 尿酸
尿酸の数値が悪化すると、高尿酸血症および痛風発作などのリスクが高まります。
「スマホdeドック」の検査結果
検査の結果は、検査項目は次の6分類14項目を「A」から「D」までの4段階でわかりやすく示されるほか、医師に監修による医学的コメントや悪化要因、改善のアドバイスがあり、結果によっては近隣の医療機関の案内も表示されます。
また、継続して利用している場合には、これまでの検査結果も表示され、グラフによる数値の改善・悪化を確認することができるようになっています。