シャンプーを使わない「湯シャン」、冬の乾燥から頭皮を守る

cancer-150130

突然だが想像してみてほしい。
洗えば洗うほど本来の力は失われていく。

シャンプーを使わずにお湯だけで頭を洗う「湯シャン」は有名な芸能人も実践しているということが話題となり注目を集めました。冬場にかけて空気も乾燥し肌も乾燥気味になってしまいますが、髪もパサつき抜け毛がなんとなく増えた、フケっぽいなどのトラブルを抱えている人は一度試してみるのもよいかもしれません。

シャンプーに含まれる界面活性剤は汚れを落とすのと同時に、頭皮を守る皮脂や皮膚常在菌といった皮膚を守る働きを持つ菌まで洗い流し、ウイルスやアレルギーの原因ともなってしまうことがあります。

頭皮の表面は角質層が皮脂膜で保護されており、皮脂は頭皮だけでなく髪の毛の表面も覆うことでキューティクルを守り、髪の毛のパサつきも抑えています。シャンプーにより皮脂が失われることで頭皮も乾燥気味に、そして髪の毛もパサついて張りを失うという悪循環となっているのです。

また、シャンプー後に行うリンスには油分を補う作用がありますが、皮脂が過剰にそぎ落とされた状態で油分を外側から補うと、自ら皮脂を作る働きは低下してしまいます。この状態が続くと、皮膚が持つ本来のバリア機能は破壊された状態となり、保護を失い頭皮は炎症を起こすこともあり髪はパサつくようになります。

そしてフケやかゆみにもつながり、髪の成長まで妨げられて抜け毛も多くなってしまいます。

シャンプーは皮膚が本来持つ機能をもそぎ落としているため、この機能を回復するためにはシャンプーを使わないほうが良いという皮膚科医の意見も聞かれ、皮膚の状態を正常に戻すために「湯シャン」は有効だとアドバイスしています。

ただし、誰にでも通じる健康法などがないように、「湯シャン」も万能ではありません。皮膚の状態、皮脂の分泌量などを考慮することが大切です。

スポンサーリンク

シャンプーよりも固形石鹸

シャンプーにより本来必要な皮脂までをそぎ落としていた頭皮は、「湯シャン」により徐々に皮脂の供給が回復いきます。

しかし、男性の中には皮脂の分泌が活発で真菌が繁殖する「脂漏性皮膚炎」を起こしやすい人がいるため、この場合は「湯シャン」は不向きだといえるでしょう。

日ごろから頭皮が脂っぽいという人は過剰に分泌された皮脂を少し落とすことが重要で、過剰の皮脂が皮膚の表面にいるマラセチアという真菌により分解されると過酸化脂質という物質に変わり、頭皮の赤身やかゆみの原因となってしまいます。

この場合でもシャンプーでごしごしと洗い流してしまうと皮脂の分泌がさらに過剰になってしまうこともあり、シャンプーの代わりに固形石鹸で洗うことが良いようです。

「湯シャン」の方法

病気などではない髪や頭皮のトラブルはシャンプーをやめることで改善する可能性があります。とはいえ、においや汚れが残ってしまうといった不潔なイメージもあるかもしれません。

しかし、皮脂や汚れは水でほとんど洗い落とすことでき、40度以上のお湯ともなればシャンプーとも変わらないくらいの洗浄力があるといわれています。

頭皮の本来持つ機能を回復させるため、汗をあまりかかない冬の休日前に「湯シャン」を試してみてはいかがでしょうか。

  1. 髪の毛を洗う前にブラッシングを行い、絡まった髪をほどき汚れを落とします。
  2. 36度~38度程度のぬるま湯で、弱めの水圧にして髪の毛と地肌を洗います。
    熱すぎるお湯ではシャンプーと同じように必要以上な皮脂を落としてしまいます。
  3. 地肌は優しく洗い、爪をたてるように洗ったりごしごしと強く洗わない。
  4. 髪の毛を洗ったあとはタオルを押し付けて水分を吸収します。
    このときもごしごしと拭くように水分を取ってはいけません。
  5. ドライヤーを使用する場合は頭皮から離れた場所から使用し、
    同じ場所ばかりに風を当てないように注意。

固形石鹸を使用する場合は、手のひらで泡をしっかり作り、やさしく頭皮を洗うようにすると良いでしょう。

枝毛や髪の毛が折れているような状態は「湯シャン」でも回復できませんが、徐々に頭皮の状態が改善されてくると髪のパサつきもなくなっていきます。とはいえ、すぐに効果が表れるわけではなく長い髪の女性の場合は髪のパサつきがなくなるまで3か月程度かかることもあるようです。

現状で頭皮や髪に異常を感じていない場合はこれまで通りにシャンプーを使用していても問題はないでしょう。自身の状態や季節、環境に合わせて「湯シャン」の活用も検討してみるのが良いでしょう。

スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です