枯れた芝生に塗る着色スプレー売上増、カリフォルニア州

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突然だが想像してみてほしい。
芝生の青々とした庭に対するこだわりは相当なものだということを。

暑さと乾燥が続くアメリカ・カリフォルニア州では4年連続で記録的な干ばつに見舞われ、4月に史上初めて州全域に給水制限が実施されることになりました。

各家庭自慢の青々とした芝生に水をやるためのスプリンクラーを自由に使えなくなり、黄色く枯れていく芝生ではせっかくの美観も台無しになっています。

この状況で注目されているのが、芝生を緑色に着色するスプレーです。

枯れた芝に天然色素を使用した無害な塗料を塗布するスプレーを販売するカリフォルニア州の会社「ローンリフト(Lawnlift)」の売上は、「干ばつ景気」により2014年3月からの1年間で倍増したといい、芝生着色スプレーは一度使用すると12週間は色落ちしないと説明しています。

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自宅庭の青々とした芝生はアメリカの伝統文化

サンディエゴ北方にあるエスコンディード(Escondido)に住むポーラ・ピアソンさんは「芝生スプレー」について、初めて聞いたときは笑った、と言いながらも給水制限によりスプリンクラーを停止した途端にすっかり枯れてしまった庭の芝生を見て、自然の摂理に任せていては美観も保てない、と「芝生スプレー」を使うことを決めました。

ピアソンさんは「もし(庭の配色に)黄色が欲しいと思ったら、いっそ岩を置きますよ。芝生は、緑でなくてはいけないんです」と、その理由を語りました。

住宅の前庭に青々とした芝生が広がる光景は、伝統的なアメリカ文化のひとつで、都市郊外ならどこにでも見られる風景です。

前庭の手入れが行き届いている、つまり青々とした芝生が丁寧に刈り揃えられていることで、水をやり丁寧に芝刈りをしているという「きちんとした」住人だと思われ、家を売却する際の価格にも影響すると言います。

しかしカリフォルニアでは干ばつの影響で、住宅所有者の多くは伝統文化である芝生をあきらめ、サボテンやアガベなど水まきが不要な植物に植え替えており、ロサンゼルスなどでは節水できる庭への改修に対し助成金を出す自治体もあるとしています。

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