消えていったアルコールランプ、校庭の白線ライン

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突然だが想像してみてほしい。
定番だと思われていたものも、時を過ぎ姿を消してしまうことがあることを。

小学生の時、理科の実験で「アルコールランプ」を使ったことはありませんか。運動会などの時、校庭にライン引きで白いラインを引いていた記憶はありませんか。ジャポニカ学習帳といえば、昆虫の写真が表紙に飾られていませんでしたか。

今は、いずれも姿を消していたり、形を変えていたりします。

もちろん理由もあるのですが、定番だと思っていたものが無くなってしまっているのを知ると、時の移り変わりを感じて寂しくなってしまいますね。

「日刊SPA!」理科の実験で「アルコールランプ」が使われなくなった理由
http://nikkan-spa.jp/789431

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姿を消したもの

単純に危険だからというもの、時代にそぐわないというもの、などいろいろありますが、もう見かけることのないものたちを紹介します。

アルコールランプ

アルコールランプは、アルコールを入れた容器に紐状の芯がひたされており、容器の口から紐の端が出ていて、その部分に火をつけて使用するものです。

理科の実験で使った記憶があるのではないでしょうか。

そのアルコールランプが使われなくなった理由として、「取り扱いが難しく危険」ということが挙げられています。机から落としてしまうことによる危険性が指摘されており、また「アルコールが少なくなるとランプの中でアルコールが気化し爆発の可能性がある」ということで、管理が不十分であることにより一層の危険性を増すことからも、近年は使用を避けられるようになったようです。

確かに小学生のころなどは、実験というとわくわくしてはしゃいでしまうこともあったように思います。教師も全生徒の動向までは見守ることは出来ないでしょうから、より危険度の少ないものに置き換わるのは、良いことなのかもしれません。

なお、現在ではガスバーナーの使用が一般的だということです。

白線ライン引き

運動会のときや、体育の授業のときに「ライン引き」でころころと転がして白いラインを引いたことがあると思います。かつては「消石灰(水酸化カルシウム)」を用いられていました。

白いライン「消石灰(水酸化カルシウム)」に触ってはいけないと注意された方もいるでしょうが、その理由として、強いアルカリ性を持つために皮膚がかぶれてしまう危険性があることに加え、目に入ると視力の低下を引き起こすなどの問題があったからです。

現在では、安全性の高い炭酸カルシウムが使われています。

ジャポニカ学習帳

ジャポニカ学習帳の表紙と言えばカブト虫や蝶など昆虫写真がお馴染みでしたが、2012年にはその姿を消しています。

「昆虫写真が嫌だ」という子供の声だけでなく、大人からも「気持ちが悪い」という意見が出たためで、ショウワノートの担当者は「虫に接する機会が減ったということでしょうか」と推測しています。

「ショウワノート株式会社」ジャポニカ学習帳
http://www.showa-note.co.jp/japonica/

ジャポニカ学習帳の表紙は、世界にひとつしかないオリジナルの写真を使用しておられます。1978年から現在に至るまで、カメラマンの山口進さんが撮影されています。

表紙には、子供たちに自然を愛する心を育んでほしいという願いが込められているそうですよ。

肌色

自画像や友達の絵、などと人物の絵を描き色を塗るときに、肌は何色で塗りましたか。以前は「肌色」という色の色鉛筆やクレヨンがありましたが、現在ではその名称が変わっています。

色名としては2000年前後に消滅しており、現在は「うすだいだい色」といった名称に変わっていることが多いようです。「肌の色は人により千差万別で、画一的思考にとらわれず描いてほしい」と大手メーカーである「ぺんてる」の広報担当者は話しています。

赤チン

マーキュロクロム液、通称赤チンの名前で知られる皮膚に塗る消毒・殺菌剤です。ひざなど、すりむきやすい場所に赤チンをつけていた子供もいたのではないでしょうか。

日本国内では原料を精製する際の廃液に水銀が含まれる、という理由から原料生産が自主的に中止されました。赤チンそのものには問題はなかったものの風評被害に加え、赤い色素が服についてしまうと色が落ちにくいという欠点もあり、次第に後発である無色の消毒液に取って代わられました。

なお現在でも赤チンは、原料を海外から輸入することで国内で調合が行われ販売もされています。

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