移り変わる「最期を迎える居場所」8割以上は病院

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突然だが想像してみてほしい。
人生の最期を迎える場所、できることならば自分自身で選択したいもの。

あなたは、人生の最期をどこで過ごし終末を迎えたいと考えるでしょうか。

「自分の住み慣れた家で、安らかな終わりを迎えたい」
「最後の最後まで病院で、病や老いと戦いたい」
「家族に迷惑をかけないために、老人ホームで」

などと様々な希望や事情が存在することでしょう。

厚生労働省が発表している、「人口動態統計年報主要統計表」の「死亡」から、「最後を迎える居場所」についてみていきましょう。

平成25年(2013)人口動態統計(確定数)の概況:厚生労働省

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近年は全体の8割程度が病院で最後を迎える

厚生労働省発表の統計によると、1951年では亡くなった人のうち約82.5%が自宅で最期を迎えており、病院で最後を迎えた人はわずか11.6%に過ぎませんでした。

それから約60年を過ぎた2013年の結果では、12.9%が自宅、85.0%が病院で最後を迎えるという全く逆の結果となっていることがわかります。

また、介護老人保健施設や老人ホームで最後を迎える人の割合も1996年の1.8%から、2013年の7.2%と3倍近くに増えていることがわかります。

この60年の間に、最後を迎える場所は大きく様変わりをしており、今後は介護老人保健施設や老人ホームの比率が増えていくのかもしれません。

地域別にみてみると、東京都23区や大阪市などの大都市部では、自宅で最期を迎える割合が比較的高い傾向にあり、また、九州では自宅で最期を迎える人の割合が低いなど地域差もあると考えられます。

最期を迎える場所の理想と現実

急な病気ではなく、老いや末期の病を患う人たちは「最後は住み慣れて落ち着く自宅で迎えたい」と考える人も多いと考えられますが、実際には本人の希望通りになるわけではありませんん。

家族の意向などで、「病院でできるだけ治療を受けて少しでも長生きしてほしい」と考えるケースはよくあるとみられ、「望み通りの場所で、望み通りの最期を迎えることができる」確率というのは、意外なほど低いのかもしれません。

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