世界最大自転車レース「ツール・ド・フランス」開幕直前

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突然だが想像してみてほしい。
3000キロを超える長い自転車レースがまもなく始まる。

世界最大級の自転車ロードレースである「ツール・ド・フランス」が7月4日に開幕します。夏季オリンピック、サッカーワールドカップに続いて世界で3番目に大きいスポーツイベントであり、毎年7月に3週間の日程で行われています。

距離にして3300km前後、高低差2000m以上という起伏にとんだコースを走り抜き、フランス国内だけではなくイギリス、イタリア、スペイン、ベルギー、モナコなど周辺国が舞台になるステージもあります。

「ツール・ド・フランス」の期間中は、フランスの町や村が黄色に染まり、小さな田舎道や山道が巨大なスポーツスタジアムに変わります。長いコースの沿道には約1500万人もの観衆が詰めかけ、現地に応援に行けない世界中のファンも時差もお構いなくテレビを通じて声援を送っています。

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「ツール・ド・フランス」の概要

3週間、21日間のステージで平坦ステージが9回、中級山岳ステージが3回(上りフィニッシュ3回)、難関山頂ステージが7回(山頂フィニッシュ5回)、休養日2回で構成されています。

2015年の開幕ステージ「グラン・デパール」はオランダのユトレヒトで行われます。1903年に始まった「ツール・ド・フランス」が史上初めて外国で開幕したのが1954年のオランダ・アムステルダムでした。

以来、1973年スヘフェニンゲン、1978年ライデン、1996年スヘルトーヘンボス、2010年ロッテルダムと続いて今回のユトレヒトで史上6度目のオランダ開幕となります。

そして、3週間の長い戦いを終える最終日はフランスの首都パリ「世界で一番美しい大通り」シャンゼリゼが舞台となります。

総合優勝争いは前日に終わっており、昨日までのライバルがシャンパンを片手に走る光景も見られるなど、顔見世の凱旋パレード的な意味合いも強いものとなります。

「ツール・ド・フランス」のルール

スポンサーの名を冠した9人編成(最低6人)のチームが20~22チーム参加し、出場する選手の国籍はヨーロッパだけに限らずアメリカやオーストラリア、カザフスタン、コロンビアなど様々です。

全21ステージ中の個人タイムトライアルとチームタイムトライアルの2ステージを除いた19ステージでは、先頭でフィニッシュラインを通過した選手がステージ優勝となります。

個人タイムトライアルでは参加選手中で最も早いゴールタイムを記録した選手が優勝となり、チームタイムトライアルでは、州っ総チーム中で最も早いゴールタイムを記録したチームが優勝と成ります。

各ステージ終了後に初日からの総合累積タイムが最も少ない選手が、総合首位として毎日表彰を受けます。そして、全21ステージを通して最も早い総合累積タイムの選手が「ツール・ド・フランス」総合優勝となり、優勝選手には「マイヨ・ジョーヌ」と呼ばれる黄色いジャージが授与されます。

この「マイヨ・ジョーヌ」は1919年に「誰がトップなのか」が一目でわかるようにはじめられ、当時の「ツール・ド・フランス」主催者であるスポーツ新聞「ロト」=現在の「レキップ」紙面が黄色であったためと言われています。

また、スプリント賞「マイヨ・ヴェール」の対象者は緑のジャージ、山岳賞「マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ」は白地に赤玉ジャージ、新人賞「マイヨ・ブラン」には白地ジャージといった特別なジャージを着用します。

賞金総額は2009年の場合は約320万ユーロで、そのうち総合優勝者に45万ユーロとなっているほか、各ステージ優勝やスプリント賞・山岳賞などに細かく賞金が設定されています。

2015年の参加チームは22チームで、各チーム9名の選手で構成されており198選手がスタートラインに並びます。長い戦いを制するのは果たして誰になるでしょうか。

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