ゆで卵を生卵に戻す方法を見つけました

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突然だが想像してみてほしい。
ゆで卵を生卵に戻す方法があれば…特にメリットが思い浮かばない。

カリフォルニア大学のアーバイン校がゆで卵を元に戻す方法を開発したと発表されました。

わざわざ説明するまでもないですが、生卵を茹でると、透明な白身が白く固まります。これは熱や化学反応によってタンパク質が変化しているからです。カリフォルニア大学では、この変化を逆転するべく分子レベルでの透析を行い、手軽に元に戻す方法を確立したと発表しています。

UCI、ゆで卵を「生卵」に戻す方法を発見
http://ascii.jp/elem/000/000/973/973189/

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ゆで卵を生卵に戻す方法

ゆで卵として固められた白身部分を透明な白身に戻すためには、凝固したタンパク質に尿素を加えたのち、マイクロ流体薄膜を通して圧力を加えることで、凝固した部分がほぐれ元の液状に戻るといいます。

もちろんこれらは、ゆで卵を生卵に戻すためだけに考えられたわけではありません。

医薬品の研究開発においては、遺伝子組み換えで作られた特殊なたんぱく質を必要としており非常に高価となっています。この研究において「ゆで卵から生卵」にタンパク質部分を変化させたように、すでに形が変わってしまっているタンパク質を再利用することで抗がん剤などの製造を合理化することも可能だとしています。

UCI News
http://news.uci.edu/press-releases/uci-fellow-chemists-find-a-way-to-unboil-eggs/

何とも夢のある?話ではないでしょうか。

まとめ

記事を参照している限り、白身部分に手を加えることで液状に戻す、ということのようで黄身部分については触れられておりません。もちろん、本来の目的が「ゆで卵を生卵に戻す」というものではなく、変性したタンパク質をもとの状態に戻せるか、という研究材料として卵が選ばれているので贅沢はいえませんね。

とはいえ、別の形に変化したタンパク質を安価に手に入れ、もともとの高価であったタンパク質に戻せるということで、製薬分野の発展や、それ以外の研究に役立つのであれば十二分に価値のあることだといえるでしょう。

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