梶井基次郎「檸檬」に登場した丸善京都本店、10年ぶり復活

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突然だが想像してみてほしい。
レモンを爆弾に見立てた「私」は、すたすたとそこから出て、木っ端微塵に大爆発する丸善を愉快に想像しながら、京極(新京極通)を下っていった。

丸善ジュンク堂書店は、京都地区最大級のカフェ併設の大型書店「丸善 京都本店」を2015年8月21日にオープンすることを明らかにしました。

店舗の場所は京都BAL(河原町通三条下ル)の地下1階と地下2階で、旧店舗が閉店してから10年ぶりの営業となります。

「丸善 京都本店」は、梶井基次郎の小説「檸檬」に登場しクライマックスの舞台となっていることで有名です。

「私」は久しぶりに丸善に立ち寄ってみた。しかし憂鬱がまた立ちこめて来て、画本の棚から本を出すのにも力が要った。次から次へと画集を見ても憂鬱な気持は晴れず、積み上げた画集をぼんやり眺めた。「私」はレモンを思い出し、そこに置いてみた。

梶井基次郎「檸檬」

梶井基次郎の「檸檬」は、主人公である「私」が京都に下宿していた時の鬱屈した心理を背景に、一個のレモンと出会ったときの感動や、それを書店の書棚の前に置き、鮮やかなレモンイエローの爆弾を仕掛けたつもりで逃走するという空想が描かれています。

作中の「私」がレモンを買った果物屋は、京都市中京区寺町二条角にあった「八百卯」ですが、2009年1月25日に閉店、また、レモンを置いた書店・丸善は当時、三条麩屋町付近にあった1907年(明治40年)に開店した初代の店舗でした。

丸善はその後河原町通蛸薬師に移転していましたが2005年10月をもって閉店、閉店が発表された際には「檸檬」のシーンになぞらえて、店内にレモンが置かれ話題となったこともあります。

今回、10年ぶりとなる「丸善 京都本店」はカフェを併設し、洋書や文具にも力を入れ幅広顧客に利用してもらうことを目指すとしています。

【お知らせ】京都に丸善書店が約10年ぶりに復活します:丸善ジュンク堂書店

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丸善 京都本店「店舗概要」

  • 所在地 :京都市中京区河原町通三条下ル山崎251 京都BAL 地下1階・2階
  • 開店日 :2015年8月21日(金)
  • 営業時間:10:00~20:00
  • 取扱商品:和書、洋書、文具、カフェ併設

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