自転車で信号無視やスマホ運転「危険行為2回」講習義務

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突然だが想像してみてほしい。
免許もなく気軽に乗れる乗り物であるがゆえに、厳しい自制心が必要である。

2015年6月1日から自転車の道路交通法での扱いが変わっています。これまでも「軽車両」の位置づけではありましたが「歩行者の延長」との扱いが強いものでしたが、今後は「車両」という位置づけをはっきりさせ、違反が重なると「講習」や「罰金」の対象となります。

6月1日から施行された自転車の規制と罰則が大幅に強化された改正道路交通法は、信号無視や歩行者用道路徐行違反、路側帯通行時の歩行者妨害など14項目について、違反切符を切られる対象となっています。

自転車の悪質運転行為による事故が近年目立つためによる法改正で、これまで走行ルールを正しく学ぶ機会がなかった自転車ですが、「自転車だから」という安易な感覚を改めたいと関係者は話しています。

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増え続ける自転車事故

今回の講習義務化にかかる道路交通法は2013年に改正されており、背景には2012年に発生した自転車関与事故の6割に、自転車運転者側の法令違反があったことが挙げられています。

「自転車対歩行者」「自転車単独」「自転車同士」の死亡事故件数と割合も増加傾向で、2003年には61件だったものが、2013年には93件となっていました。

これまでの道路交通法でも信号無視や一時不停止は「3カ月以上の懲役または5万円以下の罰金」となっていましたが、実際に違反切符を切られるまでになることはまれといっても過言ではありませんでした。

改正された道路交通法

改正道路交通法違反として、3年間に2回以上の違反切符を切られると安全講座の受講が義務付けられており、参加費用は5,700円で通知から3カ月間応じないと5万円以下の罰金が科せられるようになっています。

具体的な違反例として、次のような事例が挙げられています。

  • 信号無視
  • 遮断踏切立ち入り
  • 指定場所一時停止不定詞
  • スマートフォンを使用しながらの運転
  • イヤホンで音楽を聴きながらの運転
  • ブレーキのない自転車の運転

刑事罰の対象となる14歳以上の自転車運転者が対象となっており、自分自身だけではなくこどもにも注意をしておくことが必要で、「知らなかった」では済まされません。

日本自転車普及協会の田中栄作事務局長は「罰則も厳しいですが、新制度の趣旨はルールを守らないから事故が起こるという認識を高めて、安全ルールを学ぶこと。自転車が歩行の延長ではなく車両であるという理解を進めること」と話しており、日本自転車普及協会の調査によると、人と自転車の事故のうち届け出があったのは6.8%にとどまり、「講習に来てくれる人は意識の高い人で、われわれが来てほしい人はこない」ともしておられます。

交通事故被害者家族ネットワークの上田育生理事は「一部の時間帯の取り締まりや講習だけでは事故はなくならない」と指摘し、「自転車専用道路を増やすなど、即効性のある施策も同時に進めるべきだ。『違反が原因の事故は賠償額が高くなる』など、実際的な知識を運転者側に与えることも効果的だ」と話しています。

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