突然だが想像してみてほしい。
ビールサーバーからビールを注いで飲むとおいしい季節。
キリンビールは、ビールサーバーを家庭に貸し出し、新鮮な生ビール2リットルを月2回宅配するサービス「ブルワリーオーナーズクラブ」を始めることを発表しました。先行して東京・神奈川・千葉・埼玉で2015年8月から1千台限定で開始し、2016年には全国展開し5万台の普及を目指すとしています。
サーバーの貸し出し費用や送料を含め、月額税込8,640円で提供されることになり、若者のビール離れなど市場の縮小が続くなかで、新たな需要の掘り起こしにつながるか注目されています。
ブルワリーオーナーズクラブ
「ブルワリーオーナーズクラブ」は、キリンの運営する通販サイトで7月中旬から受付が開始されます。ビールサーバーは専用の小型のものが貸し出され、生産後一週間程度の新鮮な一番搾り麦汁だけを使ったビール2リットル分を月2回宅配で配送されることになります。
ビールを取り扱う多くの飲食店では導入されているビールサーバーですが、家庭向けに行うサービスとしてはビール業界で初めてのことになります。
ビールサーバーは炭酸ガスを使用して容器からグラスにビールを直接注ぐもので、きめ細かな泡と新鮮なビールを楽しめるのが特徴です。
キリンでは消費者が新鮮なビールを定期的に購入できるようにすることで固定客を増やし、縮小傾向にあるビール市場で新たな需要の掘り起こしにつなげたい考えです。
発表では「できるだけ新鮮なかたちでビールを届けることを考えて、需要が読める定期購入の方法を取った。季節感のあるビールも提供し、サービスを充実させたい」としています。
また、あわせて「炭酸水」を作ることができるウオーターサーバーの受け付けも開始し、サーバーのレンタル料が月1,000円で、炭酸カートリッジが1本600円で販売されます。