時給8000円を稼ぎ出す「ビール売り子」の特徴は

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突然だが想像してみてほしい。
夏の日によく似合うビールの売り子さん、中には時給8,000円もの人がいるかも。

夏も近づき暑い日が続く中、プロ野球が行われている野球場では選手らのほかに、客席で奮闘するビールの売り子の姿も見られます。正しい職業名は「立売スタッフ」といい、プロ野球が行われている間だけの季節限定アルバイトです。

「ビールいかがですかー」と元気の良い声とともに、広い客席をきびきびと上下左右に歩き回り笑顔を振りまく彼女らは「球場の華」といっても過言ではありません。

そんなビールの売り子を行う彼女らも現場では3つの苦労と戦っています。

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背負うビールサーバーは重さ15kg以上

まず1つめの苦労は、ビールの売り子が背中に背負うビールサーバーは重さ15~18キログラムともいわれ、仕事を始めたばかりのころは背負うことがまず一苦労で、球場の客席を往復するだけで精いっぱいといいます。

次に2つめの苦労として、球場の客席が急勾配になっていることだといい、それなりに角度のある階段が上から下まで続いており、お客様を見つければ小走りに駆けつけ、タンクのビールが空になればバックヤードに補充に戻るなど、縦横無尽に会談を昇り降りする体力が必要です。

最後の苦労は天候。夏の暑い時期はもちろん、直射日光や突然の雨、春秋の肌寒い時にも関係なく、天候の影響を受けながらも笑顔を忘れてはいけません。

このように過酷な販売現場ではありながらも、ビールの売り子アルバイトは若い女性に人気のある職業となっており、人手不足で言われる時代でも人材確保にはそれほど困っていないようです。

過酷な労働環境でも人気の秘密は

過酷なビールの売り子に人気がある理由は、ビールを売っただけ得られる歩合制の給与システムです。球場や契約している酒店にもよるとのことですが、給与体系は概ね次のような内訳になっています。

固定給

出勤することで得られるごく少額の手当で、交通費名目のところもあり。

歩合給

ビール1杯につき○○円、1杯の販売価格の○○%をフィードバックするという形式で、販売するビールの数量により歩合単価も上昇し、ボーナスが支給されるところも。

連続勤務給

多くのプロ野球の試合は同一カード3連戦が組まれており、その3日間連続で出勤することによる手当。

皆勤ボーナス

毎月全試合に出勤することによるボーナス

歩合制で時給8,000円近くに

稼いでいるビールの売り子さんは、ビールを何杯売り、いくら稼いでいるのでしょうか。

タレントの「おのののか」さんはビールの売り子をしていたことで知られ、東京ドームで一日400杯ものビールを販売、という伝説的な記録を残したとして有名です。

初めてビールの売り子を行う初級者は1日50~80杯程度で、平均的な売り子さんは1日100杯前後になるといいます。この平均的な売上で報酬は9,000円前後になり、時給では2,000~3,000円になります。

各球場に数人いるといわれる、トップの売り子さんでは1日200杯から多い時では300杯もの販売数量となり、報酬は20,000円~30,000円で時給は5,000円~8,000円程度にもなるようです。

月に10日出勤したとして、平均的な売り子さんは9万円、トップの売り子さんは20~30万円と、かなりの大きな額を稼ぎ出しているということがわかります。

トップ売り子さんの特徴は

数多くの売り子さんのなかでもトップに立つ売り子さんにはいくつか特徴があるといい、売るための戦略が徹底しるといいます。

まず、トップの売り子さんらは近辺にいる客だけではなく、少し遠くにいる客や、おかわりを頼みそうな客にまで注意を払っているといい、試合の展開を読みビールを飲むペースまで把握しています。

そして、売り子である自分自身を客が見つけやすくするために、花の髪飾りや首に巻くタオルを球団カラーに合わせ、巻き方を工夫し目立たせるなどのアピールを欠かしません。

また、トップの売り子さんは広い範囲で活動し多くの客を集めている、というわけではなく「移動距離をなるべく少なくし、無駄な移動を少なくする」ことを重視しています。

15キロ以上もある重いビールサーバーを背負い、勾配のきつい階段を昇り降りしつづけるには体力が持ちません。

トップの売り子さんらは、自分からビールを買ってくれる客を絞って固めていくといい、ひとりの客が購入してくれると周囲の客に宣伝・営業を行い、チームの応援などで元気な一声を添えてみたり、「冷えていておいしい」などを繰り返し、エリア一帯に波及させていくようです。

とはいえ、体力のいる過酷な労働であることには違いありません。野球場でビールの売り子さんを見かけたら、試合展開だけでなく注目してみるのも面白いかもしれません。

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