砂浜には細菌がいっぱい、ビーチで遊ぶ際には要注意!

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突然だが想像してみてほしい。
砂浜で遊ぶのは実は危険。

8月もいよいよ最後の一週間を残すのみとなりました。夏を惜しむように海に繰り出すひとも多いのではないでしょうか。

美しい海と広がる砂浜を存分に楽しみたいところですが、海水浴で中毒が起こることや、砂浜には海水よりも多くの細菌が含まれていることをアメリカ・ハワイ大学の研究チームが発表しています。

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砂浜の細菌量は海水の100倍

ハワイ大学の研究チームが「エンバイロメンタル・サイエンス&テクノロジー」に発表した論文によると、ハワイのビーチで海水と砂に含まれる大腸菌などの細菌の量を調査したところ、砂に含まれる細菌は海水の10~100倍にもなることがわかりました。

その原因として考えられるのが、細菌が死滅し減少する速度が海水よりも砂のほうが遅くなるためで、砂に付着したバイオフィルムという膜が細菌を守る役割を果たすほか、殺菌作用のある日光が砂浜の奥までは届きにくいということが、海水に比べて砂浜で細菌が多い結果につながっているようです。

環境省では海水浴場の水質判定基準を設けて毎年結果を発表しており、2015年は828か所すべてが合格、そのうち83%の688か所が水質が良いとされる「適」となっています。

しかし、このデータには砂のデータまでは含まれていません。

砂で遊んだり、砂に体を埋めてみたりすることもあるかもしれませんが、小さな傷口から細菌が侵入する可能性は海水よりも高いということを念頭に置いておくのが良いかもしれません。

平成27年度水浴場(開設前)の水質調査結果について(お知らせ):環境省

顔を海水につけてはいけない海水浴場

2015年、東京都江戸川区の葛西海浜公園では、都心としては約50年ぶりとなる海水浴場が開かれました。

高度経済成長期の1960年代以降は東京湾の水質が悪化し、伊豆諸島や小笠原諸島などの島しょ部を除いて東京から海水浴場は姿を消していました。

葛西海浜公園では2013年から期間を限定し遊泳が可能とはなっていましたが、顔を海面につけてはいけないという条件付きのものでしたが、水質が改善され2015年より顔をつけてもよい「海水浴場」として認められました。
日本の海水浴場では糞便性大腸菌群数が100ミリリットルあたりで1000個を超えると「不適」とされます。これは、海水を口にしてしまうことで食中毒の症状が起こる可能性があるためです。

アメリカの疾病対策センターの調査では、2003年から2004年に海水浴場で発生した集団中毒は62件、患者数は2696人にも上ります。そのうち入院者数は58人、死亡者も1人と軽く見ることができないことがわかります。

また、2003年の環境保護庁の研究によると、汚水処理施設の排水口が近くにあるビーチでは、遊泳者の約10~14%が胃腸炎を起こしているとも報告されています。

これは温暖化の影響もあり水質が悪化している海水浴場が増えていることに加え、集中豪雨で下水がオーバーフローしたために肥料や動物の糞便などが海に流れ込んでいると考えられてます。

海水浴では、水難事故に注意することももちろんですが、中毒症状にも気を付けていかなければいけません。とくに小さいこどもを連れて行った場合には、海水浴後には注意を払い、様子を見ておくことが大切です。

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