戦艦「武蔵」発見、マイクロソフト創業者ポールアレン氏発表

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突然だが想像してみてほしい。
大日本帝国海軍が建造した最後の戦艦が戦後70年の時を過ぎ、ついに見つかったということを。

マイクロソフトの共同創業者であるポール・アレン氏は3月3日、第2次大戦中にアメリカ軍によって撃沈された旧日本海軍の「戦艦武蔵」の船体をフィリピン中部のシブヤン海の海底で発見したとTwitterで発表しました。

「戦艦武蔵」の船体はシブヤン海の水深約1,000メートルの海底で、ポール・アレン氏所有のヨット「Octopus」号により発見され、ポール・アレン氏は戦艦武蔵の船首にある「菊花紋章」とみられる部分や、「開」という漢字の表示が残るバルブをTwitterに掲載しています。

ポール・アレン氏は8年以上前から武蔵の探索を始めており、「父が米軍に従軍しており、子供の頃から大戦史に興味を持っていた。海軍史上、重要な戦艦を探し当てることができ、光栄だ」と話しており、2月に無人海底探査機を投入。3回目の潜水となった3月1日に船体を確認したということです。

今後について「武蔵の船体は慰霊の場として適切に扱われるべきであり、日本の伝統に従って、敬意をもって対応するべく、日本政府と協力していきます」としています。

「戦艦武蔵」は旧日本海軍が建造した最後の軍艦で。1944年(昭和19年)10月24日、フィリピン中部レイテ沖での海戦に向かう途中、シブヤン海でアメリカ軍の魚雷や爆弾による波状攻撃を受けて沈没し、船体は見つかっていませんでした。

かつて「武蔵」の乗組員だった原口静彦さんは、「見つかったこと自体が驚き。場所が1,000メートルの深さ。よくそんな所で見つかったなと、少し不思議」と話しておられます。

海洋の調査研究などを行う公益財団法人「水交会」によると、「戦艦武蔵」の船体は戦後70年にわたって一度も確認されておらず「本当に武蔵ならば、世紀の大発見。」としており、「生存された方が写真を確認すれば、本物かどうか判断できるでしょう。」とコメントしています。

ポール・アレン氏は現在、慈善活動を行ったりスポーツチームを保有しているほか、宇宙探査や海洋調査などに出資しています。また、戦艦武蔵を発見した「Octopus」号を探査や研究のために貸し出しておられます。

ポール・アレン氏は「戦死した武蔵の乗組員1023人よ、安らかに」と弔っています。

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戦艦武蔵

戦艦武蔵は、第二次世界大戦中に建造された大日本帝国海軍の大和型戦艦の二番艦で、大日本帝国海軍が建造した最後の戦艦です。

当時の様子は生還した乗組員、渡辺清氏による「戦艦武蔵の最期」に記されています。

1940年に進水した戦艦武蔵は1944年10月24日に、アメリカ軍による攻撃を受けて沈没。約2,400人の乗組員のうち約1,000人が死亡したとされています。

ポール・アレン氏

ポール・ガードナー・アレン(Paul Gardner Allen, 1953年1月21日 – )氏は、マイクロソフト社の共同創業者です。1983年に退社し、1990年に復帰していましたが、2000年に再び退社、取締役も退任し、現在では資産運用や投資を業務とするバルカン社を経営しています。

アメリカの経済誌「フォーブス」が3月2日に発表した世界長者番付では、資産175億ドル(約2兆1000億円)で51位にランクインするなど、大資産家として知られており、ポール・G・アレン財団を運営し、様々な事業に出資や寄付をしておられます。また、アメリカンフットボールプロリーグ(NFL)のシアトル・シーホークス、プロバスケットボールリーグ(NBA)のポートランド・トレイルブレイザーズ、プロサッカーリーグ(MLS)のシアトル・サウンダーズFCのオーナーとしても知られています。

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