突然だが想像してみてほしい。
高校生はプロを選ぶのか、大学進学、それとも社会人へ進むのか。
10月22日に開催される「プロ野球ドラフト会議」。運命の日ともいえる1日がもうすぐそこに迫っています。甲子園を沸かせた高校生、大学野球で輝いた大学生など様々ですが、その進路もまた様々です。
高校生は大学進学や社会人、大学生でも社会人を選択するなど、ドラフト指名がかかりそうな有力選手であってもプロを選択するとは限りません。
プロ入りを希望する高校3年生、大学4年生は「プロ野球志望届」の提出を義務付けられており、「プロ野球志望届」を出さない限りはドラフト指名を受けることもできません。
有力といわれる高校生の「プロ野球志望届」の提出状況はどうなっているのでしょうか。
注目される高校生の進路
9月24日現在で、高校生から高校野球連盟に提出されている「プロ野球志望届」は44名分となっています。その中には2015年夏の甲子園で圧倒的なスピードを見せた関東第一のオコエ瑠偉選手や、2015年夏の甲子園に出場は叶わなかったもののプロから注目を集め、高校生No1右腕ともいわれる県岐阜商業の髙橋純平投手の名前を見ることができます。
2015年夏の甲子園大会を制した東海大相模の両エース、左腕の小笠原慎之介投手、右腕の吉田凌投手については9月26日から行われる国体後に進路を決定するとしており、特に左腕で150キロを投げる小笠原慎之介投手はプロ志望であればドラフト1位が確実視され、大きな注目となることとでしょう。
他にも、2015年夏の甲子園大会の準優勝校である仙台育英の佐藤世那投手や平沢大河選手、秋田商業の成田翔投手、花巻東の高橋樹也投手が「プロ野球志望届」を提出したとされています。
「第27回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」で活躍した中京大中京の上野翔太郎投手、大分商業の森下暢仁投手、天理の舩曳海選手らは大学進学し、4年後に改めてプロとなるかどうかを決めることとなります。
2015年春の選抜高校野球大会で優勝した敦賀気比の平沼翔太投手は「プロ志望」、準優勝した東海大四の大澤志意也投手は「大学進学」と進路を定めています。
「侍ジャパンU-18代表 2015」の進路
9月6日に決勝戦が行われた「第27回WBSC U-18ベースボールワールドカップ」で準優勝を飾った18歳以下の代表選手の進路は次のようになっています。
氏名 | 高校 | 進路 | 生年月日 | 身長/体重 | |
---|---|---|---|---|---|
投手 | 佐藤世那 | 仙台育英 | プロ志望 | 1997/6/2 | 180/84 |
成田翔 | 秋田商業 | プロ志望 | 1998/2/3 | 169/68 | |
高橋樹也 | 花巻東 | プロ志望 | 1997/6/21 | 176/74 | |
小笠原慎之介 | 東海大相模 | 未定 | 1997/10/8 | 180/83 | |
上野翔太郎 | 中京大中京 | 大学進学 | 1997/6/30 | 174/74 | |
髙橋純平 | 県岐阜商業 | プロ志望 | 1997/5/8 | 183/76 | |
森下暢仁 | 大分商業 | 大学進学 | 1997/8/25 | 180/68 | |
勝俣翔貴 | 東海大菅生 | プロ志望 | 1997/7/20 | 177/78 | |
捕手 | 伊藤寛士 | 中京大中京 | 大学進学 | 1997/6/2 | 172/87 |
郡司裕也 | 仙台育英 | 大学進学 | 1997/12/27 | 180/80 | |
堀内健伍 | 静岡 | プロ志望 | 1997/4/15 | 176/80 | |
内野手 | 平沢大河 | 仙台育英 | プロ志望 | 1997/12/24 | 176/76 |
津田翔希 | 浦和学院 | 大学進学 | 1997/5/18 | 175/73 | |
清宮幸太郎 | 早稲田実業 | ※1年生 | 1999/5/25 | 184/97 | |
宇草孔基 | 常総学院 | 大学進学 | 1997/4/17 | 183/70 | |
杉崎成輝 | 東海大相模 | 大学進学 | 1997/8/14 | 171/69 | |
篠原涼 | 敦賀気比 | 大学進学 | 1997/5/5 | 168/68 | |
外野手 | 豊田寛 | 東海大相模 | 大学進学 | 1997/4/28 | 177/81 |
オコエ瑠偉 | 関東第一 | プロ志望 | 1997/7/21 | 183/85 | |
舩曳海 | 天理 | 大学進学 | 1998/1/13 | 183/75 |