夏春連覇を目指す大阪桐蔭にはなぜ強打者が多いのか

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突然だが想像してみてほしい。
他を圧倒する練習量で結果を残してきた高校生たちは、次世代のプロ野球を支えるのか。

3月21日から開かれる第87回選抜高等学校野球大会で史上5校目となる夏春連覇を目指す大阪桐蔭。大阪桐蔭の代名詞ともいえる強力打線の秘密は、木製バットにも対応可能な下半身主導の力強いスイングによるものでした。

下半身主導の力強いスイングを身に着けるために、あえて足場の不安定なトランポリンに乗ってロングティーを行うなど、細部にまで負荷を重ねている打撃練習の秘密に迫りました。

猛打の秘密大阪桐蔭「強打者養成特訓」
http://www.daily.co.jp/opinion-d/2015/03/01/0007778681.shtml

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大阪桐蔭の「強打者養成特訓」

直近7年間で2008年夏、2012年春、2012年夏、2014年夏と4回の優勝を遂げている大阪桐蔭の原動力と言える強力打線はどのようにして養われているのでしょうか。

その強力打線を養う象徴的な練習は「トランポリン」を使用したロングティー練習です。

あえて足場を不安定な状態にすることで、上半身だけに頼らず下半身を意識したスイングをすることに重点を置き体幹を鍛えています。

西谷浩一監督は「陸上選手がトランポリンを使ってタイムが上がったのをテレビで見てやってみようと。実際にやったら一理あるなと。これをやってから土の上でやると、ガッと下半身がかむんですよ」と明かしています。
高校生は金属バットを使用するために上半身だけでバットを振っていても強い打球となりますが、プロや大学では木製バットを使用するために、上半身だけの「金属打ち」では力強いボールは打ち返すことは出来ません。

木製バットでボールを飛ばすために必要な要素は下半身と体幹の強さと言われており、西谷監督は「プロや大学に進めば木のバットを使うことになる。金属だけもいいけど、木でも打てれば鬼に金棒」と話し、実際に大阪桐蔭では11月に木製バットのみを使った紅白戦を行っており、「木製で打つ難しさ」を伝え、下半身主導でのスイングの重要さと体幹を鍛えるトレーニングの意義を教えています。

大阪桐蔭の練習は、ウォーミングアップ後に約4キロのタイム走に始まり、守備練習を挟み、1回目のロングティーは30スイング×10セットを「3秒に1スイング」の間隔で行い、約30分で消化します。そこから山間部で約1時間半、坂道ダッシュや階段上りで下半身を重点的に鍛えます。

その後、グラウンドで約2時間フリー打撃と強化トレーニングを実施し、最後に再びロングティー練習を行うという、普通の高校生では音を上げてしまうほどの練習量と密度を誇っています。

「しんどくなってからバットを振り込むことで自然と下半身の使い方を覚える。体がパンパンの時こそ、下半身を使わないとボールは飛ばない」と西谷監督は説明しています。

また、練習で使用している木製バットはあえてヘッドが効かないもの、金属バットも重さを1キロに設定し、反発力を抑えるために金属の質を落とした特注品を使用するなど、バットに当てるだけではなく下半身主導で力強いスイングでなければ鋭く強い打球とならないように工夫をされています。

阪神の西岡剛選手(高校通算42本塁打)、西部の中村剛也選手(同83本塁打)、日本ハムの中田翔選手(同87本塁打)、中日の平田良介選手(同70本塁打)、西部の浅村栄斗選手(同22本塁打)など、多くの超高校級と呼ばれた強打者をプロへと輩出した大阪桐蔭の秘密は圧倒的な練習量と、細部にまで負荷をかけることにこだわった練習にあると言えるのではないでしょうか。

2015年春の選抜高等学校野球大会で史上5校目の夏春連覇をかけて臨む大阪桐蔭に期待しましょう。

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