突然だが想像してみてほしい。
日本でも人気のあるキャラクターの作者が旅立たれました。
「バーバパパ」の作者として知られるタラス・テイラーさんが、2月19日にフランス・パリで亡くなられました。82歳でした。Le Figaroほか複数のフランスメディアが報じており、死因は明らかにされていません。
アメリカ人であるタラス・テイラーさんは、フランス人の妻アネット・チゾンさんと共に絵本「バーバパパ」シリーズを制作していました。
土から生まれたバーバパパはどんな形にも変形する力「バーバトリック」を持つ不思議な生き物で、バーバママとの間に生まれた7人の子供らと家族の日常を描いた「バーバパパ」は、世界で40か国以上で翻訳される人気シリーズとなりました。
「バーバパパ」はタラス・テイラーさん、アネット・チゾン夫妻がカフェで出会った際に、まだフランス語が話せなかったタラスさんが、アネットさんとコミュニケーションをとるために描いた絵が基になったとされています。
ご冥福をお祈りいたします。
バーバパパのキャラクター
バーバパパ(英、仏:Barbapapa)
「バーバパパ」シリーズの主人公でピンク色の大きな体をしています。困っている人を見ると放っておけない優しい性格の持ち主で。シリーズの最初は「大きすぎる」との理由で動物園に入れられるなど厄介者扱いをされていましたが、火事での人助けや、動物園から脱走した豹を捕らえた事などを通じて人気者になりました。
フランス語で綿菓子はバーバパパといい、直訳すると「お父さんのヒゲ」です。
バーバママ(英、仏:Barbamama)
バーバパパの妻で、体の色は黒、頭頂部に飾った赤い花が特徴です。料理を得意とする子供想いの母親です。バーバパパが世界中だけでなく宇宙まで探し回ったが、バーバパパが最初に生まれた庭から生まれました。
バーバブラボー(英:Barbabravo / 仏:Barbidur)
男の子。体の色は赤、誕生時はピンクでした。運動好きで、よく鉄アレイを持ち上げている食いしん坊です。
バーバモジャから見ると兄に当たるようです。
バーバズー(英:Barbazoo / 仏:Barbidou)
男の子。体の色は黄色。生き物を愛する優しい性格で、自然科学に詳しい。
バーバモジャ(英:Barbabeau / 仏:Barbouille)
男の子。体の色は黒で、毛が生えています。美術系の特技を持っており、特に絵を描くことが好きなようです。
バーバピカリ(英:Barbabright / 仏:Barbibul)
男の子。体の色は青。科学や天体物理学などの理数系の知識が深く、発明好きでもあります。星を見ることも好きで、自分の部屋に望遠鏡を持っています。
バーバベル(英、仏:Barbabelle)
女の子。体の色は紫で、頭に飾った花の色は黄色です。おしゃれが好きで、ネックレスをしています。また、ダンスも得意です。苦手なものは毛虫。
バーバリブ(英:Barbalib / 仏:Barbotine)
女の子。体の色はオレンジで、頭に飾った花の色は青です。物知りで、兄弟で一番のしっかり者。本が好きで、眼鏡をかけています。
バーバララ(英、仏:Barbalala)
女の子。体の色は緑で、頭に飾った花の色はマゼンタです。穏やかで陽気な性格。歌と音楽が好きで、笛とハープをよく演奏しており、自分でハープなどの楽器に変形することもあります。
女の子たちは3者とも、バーバモジャから見て姉に当たるようです。