日本初開催「レッドブルエアレース」は空のF1!

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突然だが想像してみてほしい。
巨大なパイロンを通り抜ける空のF1が日本初開催、注目のエアレース。

空のF1とも呼ばれている航空レース「レッドブルエアレース(Red Bull Air Race)」が2015年5月16日、17日に日本で初めて千葉市の幕張海岸特別コースで開催されます。

「世界最速のモータースポーツ・シリーズ」とも形容されるこの「レッドブルエアレース」には世界トップレベル飛行技術をもつパイロットが参戦しており、なかには母国の空軍経歴を持つパイロットも。レース専用のプロペラ機が低空飛行しながら最高時速370km、最大重力10Gという過酷な状況の中、高さ25mのパイロン(エアゲート)で構成されたスラロームコースを決められた順序と飛行方法に沿って通過しタイムを競い合うレースとなっています。

2009年からはアジア人初の選手として室屋義秀選手がエントリーしています。日本で初開催される「レッドブルエアレース」はどのような結果を迎えるでしょうか。

レッドブルエアレース:RED BULL AIR RACE CHIBA 2015 オフィシャルチケットサイト

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レッドブルエアレース

「レッドブルエアレース」は正式名を「レッドブル エアレース ワールドチャンピオンシップ(Red Bull Air Race World Championship)」と言います。

第1回大会は2003年にオーストリアで開催、世界選手権としてスタートしたのは2005年からとなり、2005年シーズンは、アメリカ、イギリス、ヨーロッパで全7戦を展開しました。

以降、レギュレーションの大幅な変更が実施された2011年から2013年までの3年間をのぞいて毎年開催されており、2009年には日本人の室屋義秀選手がアジア人選手として初めてエントリーしたことでも注目を集めました。

各レースには最低8人のパイロットが参戦し、レース順位に応じた「World Championship ポイント」が与えられ、シーズン最終戦後に最多ポイントを獲得したパイロットがチャンピオンとなる仕組みです。

2015年のシーズンは、2月にアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビで開幕戦が行われ、10月のアメリカ・ラスベガスでの最終戦まで7か国8都市で全8レースを競い合います。

5月16日、17日に千葉市で開かれる大会は第2戦目となり、アメリカやイギリス、フランス、日本を含む11か国14人のパイロットがシーズンに参戦しています。

これまでにニューヨークをはじめ、サンフランシスコ、バルセロナ、ベルリン、ロンドン、イスタンブール、ブタペスト、リオデジャネイロといった世界有数の都市で開催されてきましたが、日本で開催されたことはなく、「レッドブルエアレース」にとって、「日本での開催は長年の夢」だったといいます。

「レッドブルエアレース」は念願の日本開催に向け、首都圏近郊を中心に候補地を探していましたが、まっすぐな人工の海岸線があることに加え、花火大会や音楽イベントなど大型イベントを多数開催してきた実績のある千葉氏に注目し、「レッドブルエアレース」側から千葉市に対し開催希望を打診していました。
千葉市には1912年に日本で初めての民間飛行場が開設された稲毛海岸があり、日本の民間航空発祥の地として知られていることもあり、全面的な協力が得られ日本初開催が実現。

2日間で10万人の人出を見込み、大会名誉会長には熊谷俊人千葉市長が就任しています。

レッドブルエアレースのルールと使用飛行機

「レッドブルエアレース」は専用に設計された機体で行われ、ラインナップは「EDGE 540」、「MXS-R」、「CORVUS RACER 540」の3機体が用意されています。

スピードと耐久性を追求し、主翼にはカーボンファイバー製対称翼を採用するなど限界まで軽量化しているといい、最新の戦闘機でも不可能な高速での垂直上昇と下降が可能で10Gにも耐えられる機体となっています。

2014年からは、各チーム共通のエンジンとプロペラの使用が義務付けられ、機体改造とパイロットのスキル向上により一層取り組まれることとなりました。

レーストラックは、空気で膨らませた高さ25mにもなるエアゲート(パイロン)が設置されており、エアゲートを通過しながら2周し、5kmの最速タイムを競うことになりますが、厳格なルールが設けられています。

  • パイロンへの接触は2秒ペナルティー。3回接触した時点で失格
  • 飛行速度が時速370km(200ノット)を超えた場合、
    – 時速372km(200.99ノット)まではセーフ)
    – 時速372~374km(201~201.99ノット)までは1秒のペナルティー
    – 時速374km(202ノット)を超えた場合は失格
  • 重力加速度が10Gを超えた場合は失格
  • 飛行中にスモークがたかれていない場合は、人為的、技術的エラーに関わらず1秒のペナルティー
  • パイロンの上空を飛行した場合は2秒のペナルティー

飛行速度については、当初200ノットまでとされていましたが、風などの影響で速度超過となり失格となるケースが多発したため、2014年7月のルール改正で幅を持たせています。

本選前日に行われる予選日は、2回予選セッションのうちベストタイムをもとに本選のスタート順が決定されます。本選は「ラウンド・オブ14」と「ラウンド・オブ8」「ファイナル4」と呼ばれる勝ち抜き戦で上位を決定していきます。

「ラウンド・オブ14」は本選の初戦となり、1対1のヒート制でタイムを競い勝者の7人と敗者のうちタイムが最も早い1人が次戦「ラウンド・オブ8」に進出します。

「ラウンド・オブ8」も1対1のヒート制でタイムを競い勝者4人が「ファイナル4」に進出し、タイム順に5位から8位が決定します。

「ファイナル4」はタイムアタックを行い1位から4位を決定します。

「World Championship ポイント」は1位から8位まで順位に応じて配分されることになります。

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